ミュウ「てりゃぁ~~~~!!」
ぽかっ
広大な草原に、情けない音が響く・・・・。
力いっぱい殴ったつもりだったみたいだが、まったく効いている様子がない。
ガブッ
ミュウ「いたたたたた!!」
ミュウは今、ルナティックと格闘していた、
ルナティックはミュウの手に噛みついてそのまま離さない。
ミュウ「痛いぃ・・・離して!!」
手に噛みついたルナティックを引き離そうと必死に振り回す。
その遠心力にたまらず、ルナティックは口を離した。
ミュウ「はぁ・・・はぁ・・・ふぅ・・・ふぅ・・・。」
噛みつかれた手に気休め程度に息を吹きかける。
その間にルナティックは体勢を立て直して再び攻撃を仕掛けてきた。
ミュウ「わわっ!」
素早くしゃがみ、とびかかってきたルナテイックの攻撃を避ける。
ルナティック「!!」
そしてルナティックの着地地点には手頃な岩が・・・
ゴンッ!!
ルナティックは目を回して気絶し、倒れてしまった・・・。
ミュウ「・・・・・・。」
ミュウはルナティックのその姿を見つめながら噛まれた手にヒールをかける。
ミュウ「・・・はぁ・・・情けないなぁ、あたし・・・。」
ルナティック一匹まともに倒せない自分の情けなさにため息がでてくる・・・。
あたしは今強くなるために修行をしている。
もう、人が死ぬのは見たくない・・・だから、この癒しの力を使って救ってみせる。
そんな思いを抱きながら・・・。
しかし、いきなり難問に引っ掛かってしまった・・・。
あたしは今まで魔物にあっても逃げてばかりで、戦ったことなどほとんどなかったのだ。
案の定、ここまで苦戦してしまう、一番最弱と言われるポリンでさえロクに倒すことができない。
かといって攻撃魔法も何もないし・・・どうしたものか。
???「・・・ほんと、情けないわね・・・。」
ミュウ「!」
不意に後ろから声がする。
振り向くと緑髪でメガネをかけた女剣士が立っていた。
女剣士「私の名はセレビよ、あんたの名前は?」
ミュウ「・・・ミュウです。」
セレビ「そう・・・ミュウ、そんなんじゃいくつ命があっても足りないわよ?武器使いなさいよ。」
ミュウ「武器は、持ってません・・・。」
セレビ「じゃあお金で武器を買えば・・・」
ミュウ「お金もありません・・・。」
セレビ「・・・・・・。」
ミュウ「・・・・・・。」
なんともいえない微妙な空間ができあがる・・・セレビは呆れた顔をしてため息をつく。
セレビ「・・・はぁ、武器もないお金もない、そして弱い、どうしようもないわね。」
ミュウ「・・・ごめんなさい・・・。」
セレビ「いや、別に謝るところじゃないんだけど・・・まぁ、あんた見たところアコライトね・・・じゃあフェイヨンダンジョンなら一人でもいけるんじゃない?」
ミュウ「フェイヨンダンジョン・・・?」
ミュウは首を傾げてセレビに問う。
セレビ「知らないの?えっと、ここからなら南東にむかうとソグラト砂漠に入ると思うわ。
そこからさらに南東にむかえばフェイヨンの森、そこを抜ければフェイヨンという町につくわ。
そのフェイヨンに死者の洞窟と呼ばれるところがあるの、そこがフェイヨンダンジョンよ。」
ミュウ「ほうほう・・・。」
セレビ「死者の洞窟、その名の通りゾンビとかがたくさんうごめいてるアンデットの巣窟よ。
ヒールでダメージが与えれるから、あなた一人でも大丈夫だと思うわ。
あと、ここからフェイヨンにいく途中アクティブモンスターもでないから、安全にいけるわよ。」
ミュウ「ご丁寧にどうもありがとうございます。」
セレビ「いえいえ・・・じゃ、私はこれで。」
ミュウ「はい、ありがとうございました。」
セレビ「ダンジョンは深く潜るほど敵が強くなるから奥にはいっちゃだめよ!ちゃんと浅い階で狩るようにね!!」
そう言いながら、セレビは立ち去っていった。
ミュウ「フェイヨン・・・、ここでウサギを叩いてるより修行になりそうだし、強くなれそうですね・・・。」
ミュウ「いってみましょう。」
セレビに教えてもらった道を頼りに、ミュウはフェイヨンへむかうことにした。
・・・
ミュウ「・・・おかしいですね、最初は砂漠と聞いたはずなんですが・・・。」
まずは砂漠に入ると聞いたはずなのだが森の中に入っていた、その森は薄暗く怪しい気配をただよわせている・・・。
ガサッ・・・
ミュウ「・・・?」
すぐ横にある茂みから物音が聞こえた・・・ミュウはそちらの方角に目をおいやる。
ガサ!!
ミュウ「きゃっ!?」
ガキン!!
茂みから鎖を持ったゴブリンが突然襲いかかってきた。
物音に気づいてそちらに向いていたおかげか、なんとか反応して避ける。
ゴブリンの鎖は地面を叩いた。
ミュウ「これは・・・ゴブリン?アクティブモンスターはでないはずじゃ・・・?」
ガサガサッ・・・
そうしている内に茂みからさらに斧を持ったゴブリンと短剣を持ったゴブリンが現れた。
ミュウ「ど、どうしよう・・・逃げなきゃ!!」
ミュウはその場から離脱しようとゴブリンに背を向けて走り出す。
たったったったったったっ!!!
素早い動きで一気に差をあける、これでもプロ北で何度も敵から逃げ切ったことがあるので素早さには自信がある。
ゴブリン達は追いかけてくるが追いついてきそうにない。
ミュウ「この調子なら・・・。」
ガサガサッ
ミュウ「!?」
前方のほうの茂みからゴブリンが数匹現れる、新しく現れたゴブリン達はミュウの逃げ道を塞いでしまった。
ミュウ「くっ・・・!」
逃げ場をなくしてしまい、足を止めてしまう、追ってきていたゴブリンもすぐに追いついてきた。
どうやら囲まれてしまったようだ。
ミュウ「うっ・・・。」
ゴブリン達がジリジリと近づいてくる。
まだヒールしかできないミュウにはなすすべがない・・・。
ミュウ「い、いや・・・こないで・・・。」
言葉は通じないとわかっているはずなのにそんな言葉が自然にでてくる。
そんなことはお構いなしにゴブリン達は一斉に襲いかかってきた。
ミュウ「い、いやぁぁぁぁぁぁ!!!!」
マグナムブレイク !!
ドーーーーーーーーーーン!!!!
ミュウ「!?」
目の前で突然爆発が起こり、ゴブリン達は一掃される。
何が起こったのかわからないが、助かったのは確かだった・・・。
爆発してでてきた煙の中から人影が見える。
???「大丈夫?」
ミュウ「あ・・・あなたは・・・?」
???「あたし?あたしはクロノ・クウェイク、クロノって呼んでね!」
その人物はエルフのような耳が生えており、リボンをつけたピンク髪の女ノービスだった、背中に剣と盾、左腰に短剣と杖、右腰に鈍器と斧・・・
見たところ子供で、その小さな体には似合わないかなり重装備したノービスであった。
ミュウ「クロノ・・・さんですか、助けてくれてどうもありがとうございます。」
クロノ「いえいえ、困った時はお互い様ってね!」
子供らしい元気な表情で返答を返してくる。
それにしても驚いた・・・こんな子供があれだけのゴブリンを一気に倒すなんて・・・。
あたしもこれくらい強くなれるかな・・・。
ミュウ「それでは、あたしはこれで・・・。」
クロノ「まってまって!!」
ミュウ「はい・・・?」
クロノは立ち去ろうとするミュウを素早く呼び止める。
ミュウはその声に反応して振り向いた。
クロノ「その先にいって何しにいくのさ?そっちいってもゴブリンしかいないよ?」
ミュウ「何って・・・フェイヨンにいくつもりなんですが・・・。」
クロノ「・・・あの、そっちフェイヨンじゃなくて・・・兄貴村だよ?」
ミュウ「えっ!!?」
・・・み・・・
・・・道間違えた・・・
クロノ「・・・もしかして・・・方向音痴?」
ミュウ「・・・・・・。」
クロノ「えっと・・・あ、そうだ、あたしもフェイヨンいこうと思ってたんだ、よかったら一緒にいこうよ!」
ミュウ「あ・・・それじゃぁ・・・ぁ・・・。」
クロノ「・・・?」
ミュウは何か言いかけたが口篭もってしまう。
ミュウ「・・・いえ、いいです・・・。」
クロノ「えー!?なんでさぁ、一緒にいこうよ~!!」
ミュウ「・・・いいです、一人でも大丈夫ですから・・・。」
だめ・・・あたしは、誰とも関わってはいけない・・・。
クロノさんも、シオンみたいになってしまうかもしれない・・・。
あたしが、クロノさんを殺してしまうかもしれない・・・。
クロノ「大丈夫って・・・、全然大丈夫に見えないんだけど・・・?」
ミュウ「うっ・・・。」
クロノ「丸腰だし、丸腰でやってけそうな強さもないし、しかも方向音痴だし。」
ミュウ「うぅっ・・・。」
子供は正直、ということだろうか。
クロノは痛いところをことごとくついてくる・・・。
ミュウは体を小さくして身を固めてしまう。
クロノ「ご・・・ごめん・・・いいすぎたかも・・・、ま、まぁ、一緒にいこうよ?ね?」
ミュウ「大丈夫です・・・本当に、大丈夫ですから!」
クロノ「う~ん・・・。」
クロノさんは心配そうな顔をしてあたしを見つめる。
心配する理由もわかる気がするけど・・・
・・・あたしは、これ以上・・・巻き込みたくない・・・。
ミュウ「あたし・・・いきますね・・・。」
そういうとミュウはクロノに背を向けて歩き出した。
クロノ「えっ・・・あっ、待って!!」
ミュウ「・・・・・・。」
その声は聞こえたはず、しかし、ミュウは振り向くことなく先に進む・・・。
クロノ「そっち、モンスターハウス!!」
ミュウ「きゃあああああああああああ!!!!」
クロノ「・・・・・・。」
マグナムブレイク !!
ドーーーーーーーーーーン!!!!
一瞬にしてゴブリンに囲まれるミュウ・・・。
だが、クロノは素早く斧を抜き、マグナムブレイクを使ってゴブリン達をあっさりと一掃する。
ミュウ「・・・あ、ありがとうございます。」
クロノ「やっぱりほっとけないよ!危なっかしいよ!!」
ミュウ「・・・・・・。」
クロノ「フェイヨンまでとは言わないからさ、せめてこの森からでようよ、ね?」
クロノはミュウに手を差し伸べる。
ミュウ「・・・構わないでください・・・。」
クロノ「・・・え?」
ミュウ「あなたを・・・殺してしまうかもしれないんです・・・もう、あんな思いはしたくないんです!」
クロノ「えっ・・・それ、どういう意味・・・?」
なんの話なのか理解してない感じでクロノは聞き返す。
あまりにも意味深げな話に思わず戸惑っている。
ミュウ「あたしは・・・あたしは・・・。」
ザザッ!!
クロノ「!?」
ミュウ「!?」
物陰から少し大きめな音が聞こえた。
クロノ「な・・・こ、こいつは!?」
そこには普通のゴブリンとは一回り大きいゴブリンが立ちはだかっていた。
頭に輝く王冠、なびくマント、ギラリと光る鋭い槍・・・。
まさしく王様といった感じの風格をもったゴブリン、ゴブリンリーダーの姿だった。
クロノ「ゴブリンリーダー・・・?」
ミュウ「あれは、いったい・・・?」
クロノ「ゴブリン族の親玉だよ、親玉というぐらいだから他のゴブリンとは格が違うとは聞くよ。」
そう話してる内にゴブリンリーダーは身構えて戦闘体勢に入る。
ミュウ「た、倒せるんですか・・・?」
クロノ「初めて会う敵だからわからないけど・・・所詮はゴブリン!大丈夫だよ!!」
クロノも身構えてゴブリンリーダーを見る。
クロノ「敵の大きさは見たところ・・・中型かな、よし。」
そういうとクロノは斧をしまってかわりに剣を抜き、盾を構えて戦闘体勢に入った。
クロノ「中型の敵は剣が一番戦いやすいんだよね、いくよ!!」
勢いよく踏みこんで一直線にゴブリンリーダーにむかって走る。
クロノ「てえぇぇぇぇい!!!!」
ガキン!!
しかしその攻撃は簡単に防御されてしまった。
ゴブリンリーダーは槍の刃先で剣を受け止める。
そしてクロノを押し出すように弾き返した。
クロノ「うわっ!?」
その衝撃に思わずよろけてしまう。
ゴブリンリーダーはそのスキを狙って槍を突きいれる。
クロノ「うっ・・・!!」
槍は右肩のあたりをかする。
かすったといっても少し深くあたってしまい、血が勢いよく流れでてきた。
ミュウ「クロノさん・・・!!」
ヒール !!
優しい光がクロノを包む。
しかし、傷に変化はほとんどなく治る様子がない・・・血の流れが少し弱くなったぐらいだろうか・・・。
ミュウ「そんな・・・、治らない・・・?」
クロノ「ありがとう、楽になったよ!」
気休め程度にしかならないはずなのにクロノさんは元気な声でお礼を言ってくる。
あたしは自分の無力さに悔しさを覚える・・・。
だが、その間にも攻撃は続いている・・・。ゴブリンリーダーは槍を振りまわして攻撃している。
クロノさんはただそれを避けたり盾で防御したりしているだけだった。
クロノ「くぅっ・・・!」
攻撃を盾で防ぐたびにクロノは顔をしかめる。
やはり傷が痛むのだろうか。
ミュウ「クロノさん、危険です!逃げましょう!」
クロノ「大丈夫、平気だよ!それよりさ、逃げてなんていうより応援してくれたほうが嬉しいな。」
ミュウ「クロノさん・・・。」
どうやら逃げる気はさらさらないらしい・・・なんとかして乗り切るしかないのだろうか・・・。
何か・・・何かあたしにできることはないだろうか、このままじゃ・・・。
クロノ「けっこうやるね・・・、でもその程度じゃあたしは倒せないよ!!」
ゴブリンリーダーに挑発的な言葉を放つ。
その挑発に乗るかのようにゴブリンリーダーは強く槍を突き出してきた。
クロノ「ふっ・・・!」
得意げな顔をしてその一撃を横にステップしてかわす。
スキを作ったと確信し、斬りかかった。
クロノ「ここだぁ~!!」
ピアース !!
クロノ「なっ・・・!?」
ドゴッ・・・
しかし・・・その一刀は届かなかった・・・。
槍の柄の部分で腹部を強く殴られる。
ゴブリンリーダーは大げさな動作をとって大きなスキを作ったと見せかけて素早く二回目の攻撃を出したのだった。
クロノ「かはぁ・・・。」
ミュウ「ク・・・クロノさん!!」
お腹を抱えて悲痛の表情を見せる。
あの一撃がかなり効いてしまったようだ・・・。
スピアスタブ !!
クロノ「うわあぁぁぁぁぁ!!!!」
さらに追い討ちをかけるようにゴブリンリーダーは槍の柄の部分でおもいっきり殴りつけた。
クロノはふき飛ばされて地面に派手に転がり倒れた。
クロノ「くはぁっ・・・っ・・・げほっげほっ・・・!!」
かなりダメージが酷かったのか、口から血を流して悶える・・・。
ミュウ「ヒール!!」
クロノにヒールをかける、しかし傷が治る様子はない・・・。
そうしたところで状況は変わることはなかった・・・。
ミュウ「くっ・・・!」
覚えたてのヒールも役に立たない・・・かといってあたしにはクロノさんみたいな戦闘能力もない・・・。
いったいどうすれば・・・。
そうやっている内にゴブリンリーダーはふき飛ばしたクロノに再び近づく。
そして槍を大きく振り上げた。どうやらトドメをする気のようだ。
クロノ「うっ・・・くあぁ・・・。」
クロノはなんとかして動こうとして攻撃を避けようとするが、痛みが酷いようで思ったように動けないでいる。
これでは避けることはできない。
ミュウ「っ・・・!!」
あたしはまた、何もできないでいるの・・・?
また、人が死ぬのをただ見てるだけしかできないの・・・?
・・・嫌だ・・・
そんなの嫌だ!!
しゅっ・・・ガッ!!
とっさにその辺の小石を拾い、ゴブリンリーダーに投げつけた。
ゴブリンリーダー「!?」
その石は見事に後頭部のあたりに直撃する。
少し効いたのか、怒った様子でゴブリンリーダーはミュウの方向に振り向いた。
ミュウ「あたしが相手です!」
特に策があるわけでもない、かといってこのまま見てるわけにもいかない。
ゴブリンリーダーの気をこちらに集中させてクロノさんを逃がそうと考えた。
ミュウ「クロノさん・・・冒険者なら蝶の翼くらいもっているでしょう?クロノさんだけでも逃げてください!」
クロノ「くっ・・・そんな・・・だめ・・・だよ・・・そんなこと・・・っ!!」
クロノは立ち上がることができず、声をだすのもつらそうな感じに喋る・・・。
ミュウ「お願いです・・・逃げてください・・・。」
ミュウ「あたしはもう・・・人が死ぬのは見たくないんです!!」
そう言っているうちにゴブリンリーダーが突進してくる。
避けようとしたがあまりの威圧に足が震える。
ゴブリンリーダーはもうすぐそこまで近づいてきた。
ミュウ「っ・・・・!!」
恐ろしさのあまりに声もでず・・・そして、恐怖で目をつぶった・・・。
クロノ「だめぇ~~~~~~!!!!」
ザシュッ!!
鋼鉄が、肉を貫くいやな音がした・・・。
ミュウ「・・・!!」
しかしそれは、自分の身に起こったことではなかった。
ミュウ「・・・?」
少しずつ目を見開く・・・。
そこには、猫耳が生えた黒髪の女性、刀をもっており、少し和風のイメージがある剣士が立っていた。
剣士は刀でゴブリンリーダーの胸、心臓のあたりを貫いていた・・・。
ブシュッ・・・!!
剣士は刀を引き抜く。
ゴブリンリーダーは血を大量に流血し・・・ゆっくりと崩れ落ちた・・・。
女剣士「危ないところだったにゃ・・・。」
ミュウ「えっ・・・あっ・・・は、はい・・・。」
あたしは腰を抜かして座りこんでいた。
お礼を言おうとしたが、あまりの出来事に返事をすることしかできなかった・・・。
女剣士「・・・申し遅れた、拙者の名は・・・。」
女剣士「猫夜叉にゃ。」
・・・これが・・・
・・・あたしたち、三人が出会った瞬間でした・・・
続く
あれ?ゴブリンリーダーってピアースとかスピアスタブできたっけ?
という突っ込みはなしね(ぉ