主な登場人物 Echalote モコニン

 能天気農場主 エシャロット ひ弱な親方モニモコニン


人と人が戦う世界、ウォーエイジ
そこはプレゼントエイジから10年後の世界、イルミナ城は、ノア・ストーンを手にしたイーゴの力によって、跡形もなく消されてしまった。
ビスクはその厄災によって壊滅的な被害を受けてしまった。

 

 


・・・

 

 


エルガディン王国

 

 


エルガディンはビスクに訪れた災厄に乗じて勢力を拡大、ビスクに宣戦布告を開始した。
簡単な歴史を言うと、エルガディンはダイアロス島にきたビスクを友好的に受け入れようとしたが、ビスクは攻撃をし、侵略したのである。
圧倒的な軍事力によってねじ伏せられ、エルガディンは肩身の狭い思いをしていた。
エルガディンは、この時を待っていた・・・。今こそが戦いの時なのである。

 

 

 


・・・

 

 

 


「ん~~ふわぁ~~~・・・、今日もいやらしい朝ですの~」

 

 

 


ネオク高原

 

 

 


エルガディン王国から南のほうへ進み、正門、またはヌブール村へと続くアルターがある洞窟を抜けると
ネオク高原にでることができる。その、高原に人影が一つ・・・

 

 

 


Echaloteは言った:はぁ~、でもたまには働いてるところ見せないと追い出されちゃいそうですの~・・・

 

 

 

軽くため息をついて、愚痴をこぼしながらだらだらと歩く少女が一人・・・
彼女の名はEchalote、エルガディンに所属している一人で、茶色に染色されたシルクシャツとグローブ、ミニスカートを着た
白髪のポニーテールの女エルモニーであった。普通と違うところといえば、ハートを掴んだ天使の形をした耳飾りやおもちゃの指輪。
そして、動物のしっぽがついたベルトや天使の羽根をイメージしているような靴をつけている。
そのおもちゃのようなアクセサリーの数々はどことなく幼さを感じれるような着飾りだと思えた。
それ以外の姿はごく普通の一般人のように見える。

 

 

 


この広大な高原は、ノッカーやオルヴァン、ドラゴンといった、古代生物が集まる場所・・・だった。
元々静かな場所ではあったが、今となっては・・・それ以上の不気味なほどの静けさをただよせる場所になっていた。
それもそのはずである、ここにはもう、それらの生物は何一つとしていないのだから・・・。

 

 

 


Echaloteは言った:さーて、ついたですの~

 

 

 


そこは、昔はネオクラングと呼ばれた生産施設が豊富な場所であったが、完全に撤退した状態となっている。
ここもいつ戦場になるかはわからない、民衆を危険な目に合わせるわけにはいかなかったのか、店も生産施設も王国内へと移動している。
ただ、この場所は作物を作るのに環境が適していたのか、現在は稲田として使用されている。

 

 

 


Echaloteは言った:今日もお国のためにがんばるですのー

 

 

 


Echaloteは明らかに国のことなんてどうでもよさそうに棒読みしながら稲刈りを開始する。
国や兵士を動かすには、食料は非常に重要なものの一つである。

 

 

 


Echaloteは言った:兵糧は大事ですの~、みんなあたしに感謝するですの~

 

 

 


そうつぶやくようにEchaloteは言い、順調に稲刈りを進め・・・

 

 

 


Echaloteは言った:飽きたですの~

 

 

 


はやい。

 

 

 


Echaloteはまだ始めてから3分ほどしか経っていないというのに作業を中断した。
ごつごつとした地面だろうが関係のないといった感じで寝転びはじめ、空を見上げる。

 

 

 


Echaloteは言った:毎日毎日同じことばっかり~、つまんないですの~!退屈ですの~~!!

 

 

 


手足をばたばたとさせてまるでゴネてる子供のように暴れるが
すぐに体力の無駄だと感じ、大の字になって、また空を見上げる・・・。

 

 

 


Echaloteは言った:綺麗な空ですの・・・とても戦争が起こっているなんて、思えないですの

 

 

 


今となっては、どこが戦場になってもおかしくない状態
Echaloteはそれを十分に熟知しているつもりだった。だから、王国周辺での活動を中心とし
ネオク高原やイルヴァーナ渓谷での畑仕事の収穫によって兵糧を蓄えるのが主な行動となっている。

 

 

 


Echaloteは言った:退屈だけどさすがに命は落としたくないですの~
          あたしは戦闘のエリートさんと違って一般人なんですの~

 

 

 


そう言っているEchaloteではあるが・・・イルヴァーナ渓谷やネオク高原などで戦いが起きた時は
敵兵に背後からドロップキックをかましているEchaloteの姿が確認されている・・・。
もっとも、それをやるのもこちらが有利である場合に限る。
卑怯と思われるかもしれないが、力の弱いEchaloteなりに活躍できる方法なのである。

 

 

 


Echaloteは言った:・・・それにしても・・・青い空、ですの~・・・

 

 

 


Echaloteはうとうとし始める。もともと眠かったのもあるのか。
大の字のまま目を瞑って眠ろうとする。涼しい風が、Echaloteの髪をなびかせていた・・・。

 

 

 


・・・

 

 

 


・・・

 

 

 


・・・

 

 

 

「・・・ロット・・・さん・・・」

 

 

 


―――――――――――――――――――――――――――
んゆ・・・?
声が・・・聞こえる・・・?
―――――――――――――――――――――――――――

 

 

 


「エシャロットさん・・・」

 

 

 


―――――――――――――――――――――――――――
あたしの名前を呼ぶ声がするですの・・・。
誰ですの~・・・?
―――――――――――――――――――――――――――

 

 

 


「エシャロットさん!起きてください!エシャロットさん!」

 

 

 


Echaloteは言った:んん~~~・・・本日の営業は終了しましたですの~~・・・

 

 

 

「何寝ぼけているんですか!こんなところで寝てちゃだめですよ!」

 

 

 


―――――――――――――――――――――――――――
聞いたことのある声・・・ぼんやりとだけど、あたしのよく知っている顔が見えてきたですの。
緑色のボサボサの髪に・・・クラフトマンのバンダナ・・・あれは・・・。
―――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

Echaloteは言った:・・・モコニン~?

モコニンは言った:はい、モコニンです

 

 

 


Echaloteの名前を呼び続けていた少女・・・彼女はモコニンという木工師だった。
クラフトマンの服と、茶色のナイトロードのスカートに、オベロンの靴
そして、腰につけられた護身用と思われる二本の刀と、大きなリュックサックを背負ったその姿が特徴的である。
それは作業着でありながらも、おしゃれに気を遣っていると感じられる、かわいい服装であった。

 

 

 


Echaloteは言った:おはようですの~

モコニンは言った:おはようございます

Echaloteは言った:・・・・・・

モコニンは言った:・・・・・・

Echaloteは言った:ひ弱な親方

モコニンは言った:モニモコニン

Echaloteは言った:・・・・・・

モコニンは言った:・・・・・・

Echaloteは言った:・・・くーっ・・・

モコニンは言った:寝ないでください!?

 

 

 


謎のコント・・・合言葉か何かなのかわからないやりとりが始まったかと思うと
再びEchaloteは眠ってしまった。モコニンはそれを起こすために、座り込んでEchaloteの身体を揺さぶる。
ちなみに、モコニンはまだまだ若いのだが、なかなかの木工技術を持っており、すでに親方をまかせられるクラスのようである。
さらに、二刀流と言われる剣術を身につけており、それを使いこなすための技術や力は十分に備わっていたりする。
・・・しかし、彼女はあくまで「ひ弱」であると主張している。なぜなら本人は、一人のかわいい女性でいたいから・・・。
つまり猫かぶりである。

 

 

 


Echaloteは言った:むぅ~・・・うるさぁいですのぉ~・・・せっかく気持ちよく寝ていたのにぃ

モコニンは言った:見たところ仕事中でしょう、さぼっちゃだめですよ!それに、さすがにここで寝るのは危ないですよ・・・

 

 

 


Echaloteは目を覚まし、ぼんやりとした意識をはっきりとさせてくるが、身体を起こそうとしない。
気持ち良く眠っていたところを邪魔されたことで、少し不機嫌そうであった。

 

 

 


Echaloteは言った:相変わらずモコニンは真面目ちゃんですの~・・・少しくらいさぼらないとやってけないですの~

モコニンは言った:エシャロットさんの場合は少しじゃないと思うんですが・・・

 

 

 


モコニンは呆れた顔で笑い、Echaloteを起こす行為をやめて立ち上がる。
そして、膝やスカートをぱんぱんと叩いて泥をとった。

 

 

 


Echaloteは言った:モコニンも少しはさぼればいいですの~、でっかいお乳してるんだからなおさらですの~

モコニンは言った:おちっ・・・ち、む、胸のことは関係ないでしょう!?

Echaloteは言った:お乳の大きい人は栄養が頭じゃなくて胸にまわってて頭が良くないって聞くですの~

モコニンは言った:それは悪質なデマです・・・そしてさり気に私に頭悪いといってますか・・・?

 

 

 


少しイラッとした表情を見せるが、いつものことだと思うとすぐに「やれやれ」という感じの表情を見せた。
モコニンの胸は、一般的なエルモニーと比べるとかなり大きく、エルモニーという種族の中では実に珍しい体格をしている。
どれくらい大きいかは・・・想像におまかせする。

 

 

 


モコニンは言った:それにしてもよくこんなところで寝れますね・・・

Echaloteは言った:あっ、パンツ見えたですの

モコニンは言った:って・・・どこ見てるんですか!

 

 

 


モコニンは話を逸らそうとするが、さらに追撃を入れるかのようにパンツの話題がくる。
あわててスカートを抑えてEchaloteに見えないようにした。すっかりEchaloteのペースである。


Echaloteは言った:何恥ずかしがっているですの~、女の子同士なんだから見せてもいいと思うですの

モコニンは言った:それは間違ってると思います・・・それに、エシャロットさんはなんか、その・・・
            いやらしいからあんまり見せたくないんですよ

Echaloteは言った:むむ~!どういうことですの!さり気なく傷ついたですの~!

 

 

 


ガシッ!!

 

 

 


Echaloteは突然起き上がって、モコニンのスカートを掴み、一気にずりさげようとした。

 

 

 

モコニンは言った:きゃあっ!?なっ・・・何をしようとしてますか!

Echaloteは言った:見せたくないと言われたから見たくなったんですの~!さぁ見せるですのぉ~!!

 

 

 


モコニンはあわててEchaloteの手を抑えるが、反応が遅れてしまい、スカートが少しずらされてしまった。
ずれた部分を見ると、下着の構造がはっきりわかる。Echaloteはそれを見逃さなかった。

 

 

 


Echaloteは言った:おぉ~~・・・モコニンは白ですの、しかも紐パンツ!えっちぃですの、いやらしい・・・

モコニンは言った:べ、別にえっちじゃないし普通ですよ!かわいいからつけてるだけです!!

Echaloteは言った:下着なんてエルモニー独特のあの下着でいいですの~!

モコニンは言った:ううっ、でもあれかわいくないし・・・

Echaloteは言った:なにをぉ~~!エルモニー族の下着はかわいくないと申すですの~!?

モコニンは言った:あ、いや、かわいいです!かわいいからやめてください!ほんとに!

 

 

 


エルモニーの下着はかわいいかどうかは知らないが、間違いなく人を選ぶ下着だとは思う。
Echaloteはモコニンの言ったことを失言と見なしてさらにムキになり
そのまま押し倒してスカートを掴む手に力を入れてずり下げようとした。

 

 

 


Echaloteは言った:さぁ、脱ぐですの~!

モコニンは言った:いや・・・もう、ううっ・・・いい加減にしてくださいー!!

 

 

 


モコニンは上方で両手を組んで、Echaloteの頭に目掛けて組んだ手の部分を振り下ろした。

 

 

 


ゴスッ!!

 

 

 

Echaloteは言った:あだぁっ!!?

 

 

 


で、でたー!!モコニンさんのダブル・スレッジ・ハンマーだー!!
あたり響く凄まじい打撃音・・・それは紛れもなくモコニンがEchaloteの頭に目掛けてはなった重い一撃だった・・・。

 

 

 


Echaloteは言った:っ・・・たぁぁ・・・

モコニンは言った:・・・あっ・・・ご、ごめんなさい、大丈夫ですか・・・

 

 

 


Echaloteはよっぽど痛かったのか、身体を小さくしてうずくまって頭を抑える。
あまりの痛みにまったく動けない様子で、目に涙をためていた・・・。

 

 

 


Echaloteは言った:うぅぅぅ~・・・たぁぁぁ・・・

モコニンは言った:ど、どうしよう・・・えっと、痛いのはここですか?

 

 

 


どう考えてもEchaloteの自業自得なのだが、モコニンはそんなことも気にせずに心配する。
痛がって頭を抑えてるEchaloteの手をゆっくりとどけてコブになっているところを優しく撫でる・・・。

 

 

 


Echaloteは言った:んっ・・・はあぁっ・・・痛っ・・・も、もう少しゆっくりっ・・・あっ・・・そこぉ・・・♪

モコニンは言った:うっ、無駄に色っぽい声ださないでください・・・実はまだまだ余裕だったりしますか・・・

 

 

 


Echaloteはわざとらしく喘ぎ声みたいな声を出し、モコニンは少しドキッとしてしまった。
よく考えてみると、Echaloteはこの程度でへこたれる体力や性格ではない。

 

 

 


Echaloteは言った:・・・あは~、バレちゃったですの・・・でも本当にほんと~に痛かったですの・・・

モコニンは言った:まぁ、コブになってますからね・・・でもエシャロットさんが悪いんですよ? まったく・・・

 

 

 


思ったより大丈夫そうなEchaloteを見て、ほっと一息つく。
それと同時に、ようやくEchaloteが自業自得であることを思い出して批難した。

 

 

 


Echaloteは言った:・・・モコニン~・・・

モコニンは言った:なんでしょう?

Echaloteは言った:・・・本当にひ弱なんですの・・・?

 

 

 


ピタッ

 

 

 


モコニンの手が止まり、頭を撫でる行為が停止した。

 

 

 


モコニンは言った:な、何をいっているんですが、ひ弱ですよ!か弱い乙女ですよ!

Echaloteは言った:ふ~~ん・・・

モコニンは言った:なんですかその目は

 

 

 


こんな重い一撃をはなっておいてどこがひ弱なのだろうか・・・
まさにそんなことを言いたさそうにEchaloteは疑いの目で見つめた。
しかし、このやりとりも今に始まったことでもないので、Echaoloteはすでに猫かぶりと理解している。
あくまでネタ振り見たいなものであり、二人のコミュニケーションの一つであるのかもしれない・・・。

 

 

 


モコニンは言った:さて、今日は遊びにきたわけじゃないんですよ、これからエルガディン王国でお店開いてきます

Echaloteは言った:あぁん、もっと撫でてほしかったですの・・・

 

 

 


頭を撫でるのをやめて、ずらされたスカートを直して立ち上がり、その場から離れるための準備を整えはじめる。
モコニンが店を開きにきた理由は、どちらの軍にも所属していない中立の立場だからである。
彼女は、自分の持つ技術を生かして、バルディッシュと呼ばれる刀剣類や、様々な弓、木製の防具を作って売り歩いている行商をやっている。
今日、ここに通りかかり、Echaloteと出会ったのも、エルガディン王国に武具を売りにきたついでだと思われる。

 

 

 


Echaloteは言った:行商なんて危ないことせずにモコニンもエルガディンに入ればいいですの

モコニンは言った:ん~、中立のほうが色々と都合がいいんですよ

 

 

 


ただ武具や道具を売るだけならば、完全な中立地帯とされるヌブールの村で売ればいいだけの話である。
山賊に襲われたり戦争に巻き込まれる危険性がある中でも、モコニンが行商をやる理由・・・
まず一つの理由は、彼女はその辺のただの山賊程度には勝てるくらいの実力があること。
もう一つの理由は、ビスク、エルガディンが必要としているものを見極め、的確に売りつければ収入が良いことである。
エルガディンはビスクに比べて圧倒的に木材が少ない、ネオク高原は完全に枯れはて、イルヴァーナ渓谷も加工に適した木材がとれない状態である。
モコニンはそこに目をつけ、エルガディンに木製の武具を売りにくることが多いようだ。

 

 

 


Echaloteは言った:なんでですの~、今日から君もよろしくエルガディンでいいですの~!

モコニンは言った:中立のほうが木材も手に入りますし、どちらかにつけば、片方の勢力を敵にまわさないといけないでしょう?
         それが怖いし、困るんですよ・・・。

 

 

 

現状では、加工に適した実用性のある木材がとれる場所の代表的な場所はアルビーズの森とダーイン山。
ミーリム海岸では竹をとることができ、あまり目立たないが、タルタロッサ・パレスでも植林されており
上質な木材は中立区域にあるといってもいいだろう。
また、モコニンはひ弱だと主張しているだけあって、争いごとはできるだけしたくないと思っている。
無闇に敵を作らず、あくまで商売人として名をあげたいことを望んでいるのではないかと考えられる。

 

 

 


モコニンは言った:それでは失礼しますね、さぼっちゃだめですよ~

Echaloteは言った:ういうい~

 

 

 


左手を少し上げてだらだらと振ると同時に、明らかにやる気のなさそうな声で返事をするEchalote
それを見てモコニンは「またさぼるんだろうなぁ・・・」と思っているような
もはやあきらめた表情をしながらその場を立ち去ろうとした。

 

 

 


Echaloteは言った:そうだ~、あとでお茶でも飲みにいくですの~

モコニンは言った:ん、それくらいならいいですよ、ではお昼にでもご一緒しますか

Echaloteは言った:はぁ~い、ま~たですの~

 

 

 


後に会うことを約束し、互いに別れを告げて手を振る二人
そしてモコニンは、Echaloteに背をむけて歩きだし、エルガディン王国のある方角に向かっていった。
Echaloteは、モコニンの姿が見えなくなるまで、その光景を退屈そうに見ていた。

 

 

 


・・・

 

 

 


Echaloteは言った:むう、またつまらなくなったですの・・・もう少しお話したかったですの

 

 

 


足を伸ばして座りこみ・・・またも空を見上げるEchalote
ちょうどいい退屈しのぎがなくなったという感じで、つまらなさそうな表情をしている。

 

 

 


Echaloteは言った:ん~

 

 

 


Echaloteの見つめる先には稲田が広がっていた。
それを見て、小難しそうな顔をし、その様子はどうみても「めんどくさそう」の、一言であった・・・。

 

 

 


Echaloteは言った:ふう、まぁいいですの、モコニンも働いていることだし、よぉ~~し、はりきってぇ~!

 

 

 


Echaloteは気合を入れ、やる気を出したかように、しっかりと目をあけた。そして・・・

 

 

 


バタンッ!

 

 

 


Echaloteは言った:寝るですの~~~!!!!

 

 

 


寝た。 

 

 

 


・・・

 

 

 


・・・

 

 

 


・・・

 

 

 


Echaloteは言った:くーーっ・・・すぴーーっ・・・

 

 

 


・・・この地域は本当にいつ戦争が起こってもおかしくないのだ、起こってもおかしくないはずなのだが・・・
そんなことが信じられないくらいに見事な熟睡を見せる娘がそこにいた・・・。
すでに日はのぼり、時刻は昼をまわろうとしていた。
広大なその高原には日影が少なく、徐々に太陽の位置が変わって日影が消え、光がEchaloteの顔を照らす。

 

 

 

Echaloteは言った:うおっまぶしっ・・・

 

 

 

まるで陰陽弾が効かなかったような声をあげて、光によって目元にシワをよせる。
そして、徐々に目を開けて、ようやくEchaloteは目を覚ました。


 

 

 

Echaloteは言った:ん~~・・・ふわぁぁぁ~・・・・よく寝た気がするですの~・・・

 

 

 


気がするではなく本当によく眠っていたと思うが、それに突っ込みをいれる者はこの高原に誰一人としていなかった・・・。
Echaloteは背伸びをして身体を伸ばし、頭に血をまわしていく。

 

 

 

Echaloteは言った:ん~・・・?これは、またやっちゃったですの・・・


 

 

 

空を見上げると、すでに陽はのぼっており、そろそろ昼間かと思わされるくらいの場所に太陽の位置があった。
それを見たEchaloteは小難しそうな顔をして、わずかに収穫した稲を見つめた。
おそらく、もう少し早く起きるつもりでいたのだろう。


 

 

 

Echaloteは言った:む~、困ったですの~・・・こんなんじゃ給料もらえないですの・・・


 

 

 

国に何も貢献しなければ追い出される、ということはさすがにないが、給料がもらえないのでまともに生活するのが困難になる。
さすがにそれは困るのか、自業自得ではあるが、珍しく真剣に悩みはじめる。


 

 

 

Echaloteは言った:まぁいいや~また明日やるですの~!今日は終わりでいいですの~


 

 

 

だが、Echaloteはすぐに悩むのをやめた・・・。
すっかりサボリ癖のついているダメ人間であり、真っ当に働いている人間が彼女を見れば誰でも苛立ちを見せそうだ・・・。

 

 

 


Echaloteは言った:それに~、せっかくモコニンが来てるんですの!今日くらいさぼっちゃうですの


 

 

 

今日ぐらいではなく、今日「も」なのだが、もはやEchaloteの言動にはわざわざ突っ込んではならないことが伺える・・・。
Echaloteはわずかに収穫した稲を小さなリュックにいれて、エルガディン王国へとむかった。


 

 

 

・・・

 

 

 


・・・

 

 

 


・・・

 

 

 


「おお、まだあったか、こいつを売ってくれ」

モコニンは言った:いらっしゃい、まだまだありますよー

「クロスボウあるかい?」

モコニンは言った:はい、少々お待ちを

 

 

 


ここはエルガディン王国の銀行施設
王国に住む市民や兵士は、主にここを利用してお金やアイテムの管理をしている。
そのためか、この近くには様々な店が配置されていて人通りもよく、露店を出すにも最適とされている。
モコニンはその中にまざって、木材を主に加工された武具を並べて売っていた。
人気があるためか軽い人だかりができている。

 

 

 

モコニンは言った:藍染の剛弓は14000jadeです、クロスボウは10000jadeです

「相変わらずのデキだ、いつもすまんねー」

「これなら僕にも使えそうだよ、買わせてもらうねー」

 

 

 


藍染の剛弓を買ったのは男のニューター、クロスボウは男のエルモニーが買っていく。
二人は指定された金額をモコニンに渡すとさっそく手に持って構えて見せる。

 

 

 


モコニンは言った:よく似合ってますよ

 

 

 


モコニンは二人の姿を見てにこりと笑う。
商品が売れた喜びもあるが、何よりも使える人が使ってくれることが嬉しいようだ。

 

 

 

モコニンは言った:ありがとうございました~

 

 

 


そう言いながら一礼をし、二人の男も微笑みをかえしてお辞儀し、その場を去る。
それで少しは客足も落ち着いたようには見えるが、まだまだ露店を見ている人は数名おり、売れゆきがありそうだと予想できた。

 

 

 


Echaloteは言った:やっほ~~いモコニ~ン!

 

 

 


―――――――――――――――――――――――――――
どこか間の抜けた声・・・
こんな声で私を呼ぶ人と言えばあの人しかいない・・・。
―――――――――――――――――――――――――――

 

 

 


モコニンは言った:あらっ・・・エシャロットさん、お仕事のほうは?

Echaloteは言った:終わったですの~

モコニンは言った:・・・・・・

 

 

 


モコニンは疑惑の眼差しでEchaloteを見る・・・。
どうみても信じてないという様子であった。

 

 

 


Echaloteは言った:な、なんですの~・・・そんな目で見ないでほしいですの!信じられないとでもいうつもりですの~!?

モコニンは言った:ええ、信じられません

Echaloteは言った:がぁんっ、なんですと~!

モコニンは言った:だいたいちゃんと収穫してきたなら少しくらい服に泥がついたりして汚れるはずですよ

 

 

 


即答でEchaloteを否定し、鋭いところをついてくる。
商人という職業をやっていれば、こんな風に人の服や品物をよく観察してしまう癖がついてくる。
モコニンはEchaloteの容姿を見て瞬時に判断して嘘を見抜く。

 

 

 


Echaloteは言った:こ、これはぁ・・・帰ってきてから着替えたんですの!

モニコンは言った:へぇー・・・そうなんですか、こんな時間まで働いたんですからたくさん収穫できたでしょうね、見せてもらえます?

Echaloteは言った:え、え~っと、その・・・

 

 

 


さっきのおかえしをするかのように、モコニンはいじわるそうに笑った顔をしてEchaloteを追い詰めていく。

 

 

 


Echaloteは言った:そ、そんなことより!

モコニンは言った:話を逸らしちゃいけませんよ、どうなんですか?

Echaloteは言った:う~・・・!

 

 

 


先ほどとはまったく逆で今度は完全にモコニンのペースである。
Echaloteはいつもの調子を崩されてあせりを見せてしまい、なんとかごまかそうと必死になっていた・・・。

 

 

 


「モコニンさん、その辺にしといてやりな」

「そうそう、どうせこの人懲りませんからね・・・」

Echaloteは言った:はは~ん、バレちゃしょうがないですの~!すっぱりさぼってやったのですの~!

モコニンは言った:やっぱりですか・・・ていうか開き直らないでください!

 

 

 


モコニンの露店を見ていた男のニューターと女のエルモニーが会話に入ってくる。
Echaloteがこの国にきてからずいぶんと経つため、普段の行動はすでにエルガディン王国の住民に広まっている。
名前もよく知らないこの二人は、普通なら苛立ちを見せてもいいEchaloteの様子に大して寛容な態度をとっている。

 

 

 


「もう、ほどほどにしないとだめですよエシャロットさん」

「ほんとに、戦争が起こってるとは思えないくらいのんきな奴だ・・・」

 

 

 


二人の言葉から察するに、Echaloteの言動や行動に一種の和みを感じているということであった。
Echaloteは、こう見えていても現状をしっかりと把握している、なぜなら彼女自身が戦いに巻き込まれ、戦いに参加したこともあるからだ。
当然、彼女はその戦いで、人の死を見て、仲間の死を見た・・・。この戦いの意味を、十分に知っているはずなのだ。
しかし、それを見て体験してもなお彼女は、今まで通りの自分でいることができている、それは、並の精神力ではないことが伺えた。

 

 

 


モコニンは言った:確かに、緊張感とかも全然ありませんよね・・・まったく

Echaloteは言った:それよりモコニ~ン!お茶ですの!一緒におやつ食べるですの~!

モコニンは言った:いや、ちょっと待ってください・・・まだお昼ごはんも食べてないんですよ?

Echaloteは言った:おいしいものが先ですの!白いご飯よりこんがりポテトですの!

モコニンは言った:子供ですか!

Echaloteは言った:子供でいたいずっとトイザ○スキッズですの!

モコニンは言った:わかりにくいネタをだすのはやめなさい!

「あははははははは」

「くふふっ・・・」

 

 

 


またも始まる二人のコントのようなやりとり・・・
露店を見ていた客たちは、その様子が目に入り数人が笑いをこぼす。
その光景は、まさに平和そのものを感じさせていた。

 

 

 


モコニンは無意識にもEchaloteと笑いをとってしまったことに軽い羞恥心を覚え、頬を染めて戸惑う。

 

 

 


モコニンは言った:も、もうっ・・・笑われちゃったじゃないですか!

Echaloteは言った:あは~

モコニンは言った:・・・まったく

 

 

 


―――――――――――――――――――――――――――
エシャロットさんは満面の笑顔で私を見つめてくる。
その顔を見ていると、不思議と怒る気分ではなくなってしまった・・・。
ロクに働かないしいつもふざけてばかり・・・けど、なぜここにいられるのだろうか。
その理由は、なんとなくだけどわかった気がする・・・けど、なんとなく・・・気に食わない。
だって、エシャロットさんの笑顔は、ずるい・・・。
―――――――――――――――――――――――――――

 

 

 


モコニンは言った:・・・む~

 

 

 

気に食わなさそうな声をだしながらEchaloteを見て、ぷいっと横を向く。
モコニンは目を逸らして頬をぷっくりと膨らませてご立腹の様子である。

 

 

 


Echaloteは言った:お~、その怒り方!かわいいですの!

モコニンは言った:・・・・・・

 

 

 


その予想外の台詞に、思わずちからが抜けて半目になって呆れる・・・。
漫画的な表現をするのならば・・・モコニンの頭に大きな汗マークがでてるような状態である。

 

 

 


Echaloteは言った:かわいいですの~かわいいですの~

モコニンは言った:・・・かわいい、ですか?

Echaloteは言った:うん!うん!

 

 

 


Echaloteは大きく二回うなずいた。

 

 

 


モコニンは言った:そ、そうですか・・・かわいいですかぁ

Echaloteは言った:その怒り方をマスターすれば男なんてイチコロリンですの~!

モコニンは言った:やってみようかな~・・・て、こらっ!また話が変な方向に!

Echaloteは言った;モコニンはノリがよくて大好きですの

モコニンは言った:・・・なんだか調子が狂います

 

 

 


モコニンには、ひ弱に見られたいという願望があり、かわいいものが好きで、かわいく見られたいとも思っていた。
普通の人より着飾りや美容に積極的に取り組もうとしている姿勢が見られ、こういう話にはついノってしまう癖があるようだ。

 

 

 


モコニンは言った:と、とにかく、話をまとめますよ?
           今のところまだこちらの仕事は終わってませんから、お茶はあとにしましょう、30分くらいしたら来てください。

 

 

 

Echaloteは言った:あいあいさぁ~、じゃまたあとでですの~

 

 

 


その言葉を最後に、Echaloteはひらひらと手を振り、スキップしながらその場を去る。
モコニンとのお茶会がよっぽど楽しみのように思える。

 

 

 


モコニンは言った:ふう・・・

「ははっ、見てる分には楽しいんだが相手にするのは大変そうだな」

 

 

 


その様子を見ていた男が話しかけてくる。
モコニンはその返答に苦笑いして返す。まさにその通り、という感じであった。

 

 

 


モコニンは言った:まったくです

 

 

 


モコニンは即答でそう答えた。きっとEchaloteが聞くとショックを受けることだろう。
しかし、心の底から迷惑とは感じていないような、優しい微笑みをしながらその言葉はでていた。

 

 

 


モコニンは言った:でも・・・

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――
マイペースといいますか・・・エシャロットさんは自分勝手すぎます・・・。
いつのまにか話題をすり替えてるし、ごまかし癖があるし、そして、やっぱり働かない・・・。
でも、エシャロットさんの笑顔には何度も救われた気がする。今の世の中、大きな悩みを一つくらい抱えているのが普通です。
エシャロットさんは、そんなものはまったく作らない極端な楽観主義と言ったところなのかな・・・。
仮に大きな悩みを持っていたとしても、表に一切ださないというのがすごいです・・・。
・・・私や、ここにいる軍人さんにはもってない何かがエシャロットさんにはある。
それが、羨ましいのでしょうか・・・憧れなのでしょうか・・・好きなの、でしょうか・・・?
よくわかりませんが、うん
―――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

モコニンは言った:なんとなく、嫌いにはなれません

 

 

 


モコニンは男にむかって「なんとなく嫌いになれない」とだけ言った。
男も「なんとなくわかる」と言って笑い飛ばし、またも話が盛り上がっていた。

 

 

 


・・・

 

 

 


・・・

 

 

 


・・・

 

 

 


Echaloteは言った:さ~ぁて~、もう少し暇ですの~・・・どうしよ~~・・・ごろごろごろ・・・

 

 

 


Echaloteは銀行から南に進んだ場所にある室内にきていた。その部屋でごろごろと転がり始める。
特に何か生産しようというわけでもなく、ただ、室内のほうが暖かいという理由でここにいるようだ・・・。
10年前は美容院として使われていた場所だが、今はそんな余裕もないのか
木工作業台や作業机などが置かれ、あとは大きな机が二つとそれを囲む椅子があるだけの生産施設となっていた。

 

 

 


Echaloteは言った:ふい~・・・

 

 

 


転がるのを中断し、大の字になって天井を見始め、少し何かを考えるような顔をする。

 

 

 


Echaloteは言った:・・・モコニンも、エルガディンに入ればいいのに・・・

 

 

 


Echaloteは、今日あった出来事をうやむやにだが思い出していた。
モコニンが中立にこだわる理由、それも十分にわかっているはずだった。
しかし・・・どうやら今の状況は気に入らない様子である。

 

 

 


Echaloteは言った:モコニンは、大切な・・・大切な・・・友達なんですの・・・

 

 

 


寝返りをうって、寂しそうな横顔を見せるようにして、独り言を言う。

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――
モコニンは・・・数少ない友達ですの、だから心配ですの、あたしだって心配くらいするですの!
戦争なんてなかったあのころは、ゴマちゃんと、ブラン・・・どこまでも旅したなぁ、色んな食材見つけて・・・
それをゴマちゃんが料理して~食べて~、ああ・・・思い出しただけでヨダレがでそうですのうひひ・・・ああ、楽しかったですの・・・
今は、状況が変わったですの、元気、してるかな・・・?
―――――――――――――――――――――――――――

 

 

 


Echaloteは、モコニンのことを考えると同時に数少ない友人のことを思い出していた。
彼女の性格は、一般的にはなかなか好かれにくい、そう装っているだけの部分もあるが、人生の厳しさをわかっていない能天気な性格
そして、何事もがんばらないサボリ魔に見える。そんな彼女と友人になるのはごく一部の人間だろう。
エルガディンにはEchaloteのことを悪く思ってない人もいるが、悪く思う人も当然多い。
兵糧は戦争で重要な物の一つ、その収穫を怠っていると考えるとただ事ではないと考え怒る人もいる。
逆に、戦争中だからこそ、Echaloteの能天気なキャラクターは必要だとも思える。つまりのところは賛否両論なのだ。

 

 

 


Echaloteは言った:ゴマちゃん・・・ブラン・・・

 

 

 


共に冒険をした二人の名前を力のない声で呼ぶ・・・
その言葉と、Echaloteの表情には悲しみが込められていた。
瞳をうるっとさせて、涙がでそうな顔になっていた・・・。

 

 

 


―――――――――――――――――――――――――――
泣きそうですの・・・。
でも、いいよね・・・今は、誰もいないから・・・。
―――――――――――――――――――――――――――

 

 

 


・・・Echaloteは、人の前では涙を流そうとはしなかった。
彼女は、いつも人の前にいる時は笑顔でいる。
悲しい気持ちに、なってほしくないから・・・。

 

 

 


Echaloteは言った:・・・ぐすっ・・・

 

 

 


泣きそうになるEchaloteであったが・・・その時だった。

 

 

 


ガチャッ

 

 

 


Echaloteは言った:うっ・・・!?

 

 

 


ドアが開く音、誰かが部屋に入ってくる気配がした。この部屋にくるために短い階段を登ってくる。
Echaloteはでかけていた涙を身につけているシルクグローブでごしごしと拭き取り、上体を起こして足を伸ばして座った。

 

 

 


「ここにいたか」

Echaloteは言った:ん~?なんですの~?

 

 

 


そこには、ニューターの男とコグニートの男の兵士が二人。
Echaloteはいつものように振る舞う、顔が笑顔に戻り、ボロは何一つとしてでてない。
さっきまでそこで悲しみ、泣こうとしていた少女はいなかった・・・。

 

 

 


「またさぼったんだってな・・・?そんなんじゃ給料も入らないだろ、大丈夫なのか?」

「まっ、今さら注意したところで聞かないんでしょうけど・・・」

Echaloteは言った:あは~、今のところは大丈夫ですの~

 

 

 


無邪気な笑顔を見せて能天気なしぐさを見せる。
二人の男はそれを見てにこっと笑うが、どこか裏があるような表情だった・・・。
ニューターの男が近づいてきて、Echaloteの後ろに回る。
Echaloteは、首をかしげて不思議そうに男の行動を目で追った。

 

 

 


Echaloteは言った:ん~?

「よいしょっと」

 

 

 


するとニューターの男は、突然Echaloteの腋の下に手をやり、持ち上げる。

 

 

 


Echaloteは言った:わわっ、な、なんですの~・・・?

 

 

 


そのまま、男はあぐらになって座り、その上にEchaloteを座らせて逃げられないように抱きしめてくる。

 

 

 


「さぼってばっかりの子猫ちゃんを働かせてあげようと思ってな」

「おしおきという意味も含めてね・・・」

 

 

 


そういうとニューターの男は、服の上からEchaloteの胸を触りはじめた・・・。

 

 

 


Echaloteは言った:はっ・・・うっ・・・

 

 

 


突然の出来事。
服の上から小さな胸が揉みほぐされるように触られ、擦れてしまう。
Echaloteはその感覚に耐えるように身体を震わせた。

 

 

 


Echaloteは言った:い、いきなりすぎるですのぉ・・・

「だったら抵抗してみせたらどうだ、知らない男にこんなことされたら普通は嫌がるものだぜ?」

 

 

 


確かに普通は必死に抵抗するものだが
Echaloteはそんな素振りは見せず、どちらかというと受け入れようとしていた。

 

 

 


Echaloteは言った:そういうのがお好みなら善処するですの・・・

「あ、いや、別に好みというわけでは・・・あれ?」

 

 

 


男たちは無理矢理にでもEchaloteを犯すつもりできたのだろうが
意外とノリ気な反応に少し戸惑う・・・

 

 

 


Echaloteは言った:・・・こういうことは初めてじゃないですの、好きにしていいですの

「・・・ほう、そうだったのか」

 

 

 


少し戸惑いを見せた男であったが調子を立て直し、Echaloteのシャツを上にずらす。
すでに刺激されて感じていたのか、乳首がピンッと立っている状態になっていた。

 

 

 


Echaloteは言った:こういう稼ぎ方もあるって・・・教えられたんですの・・・

「すでに調教済みというやつか・・・残念だなぁー、てっきりエシャロットちゃんは純潔な処女だと思ったのに」

Echaloteは言った:だって・・・おにーさんみたいな人がいっぱいいるから、無理矢理・・・

「へぇ、無理矢理やられて感じちゃったんですか」

 

 

 


下品な話をする男たちだが、Echaloteは特に嫌がる表情を見せない。
それよりも胸を責めてくる男の手からくる快感に集中していた。
ピンッと勃たせた乳首をきゅっと摘まれる。

 

 

 


Echaloteは言った:ひゃっ!あぁぁぁ・・・!

「とんだ淫乱娘だったわけだ・・・もうこんなに感じているのか」

 

 

 


―――――――――――――――――――――――――――
初めて犯された時は、すごく嫌だったですの・・・。
でも、何度も、何度もやられているうちに・・・
気持ち良くなって・・・なんでだろう・・・?
わからないけど・・・気持ち良くて抵抗できなくなっちゃったですの・・・。
―――――――――――――――――――――――――――

 

 

 


めんどくさがりでわがままの多いEchaloteではあるが・・・
それと同時に、何にも寛容で素直に受け入れることができる。
それが仇となってしまったのか、身体に染み付いた快感は、Echaloteの心を簡単に支配してしまっていた。

 

 

 


Echaloteは言った:そ、そんな胸・・・ばっかりぃ・・・

「どうした?ここも触ってほしいのか?」

 

 

 


そういうと男はスカートの中に手をいれ、下着の上から擦るように触ってきた。

 

 

 

Echaloteは言った:はうっ・・・!!そ、そこっ、いいですのぉ・・・もっとぉ・・・

「ここか・・・?」

 

 

 


男はニヤニヤ笑いながらEchaloteを責めていく。
そこはすでに愛液で濡れており・・・下着はびしょびしょの状態となっていた・・・。
その下着の上から敏感な肉真珠をこりこりと弄る。

 

 

 


Echaloteは言った:はひっ・・・こ、擦れぇ・・・!あぁ~~っ・・・!

 

 

 


恥ずかしげもなく甘い声を出すEchalote
想像とは違っていたが、最初は残念だとは思いつつも二人は興奮を隠せなかった。

 

 

 


「・・・さて、初めてじゃないというのなら、話は早いということですね・・・?」

Echaloteは言った:ふぇ・・・?

 

 

 


コグニートの男は、下半身の防具を脱ぎ捨てる。
見てるだけではたまらなかったのか、肉棒をギンギンにさせてEchaloteの顔に近づけてきた。

 

 

 


Echaloteは言った:あ・・・はっ・・・♪

「どうすればいいか、わかりますね・・・?」

 

 

 


Echaloteは、男にどうしてほしいかをすぐに理解し
その肉棒をぎゅっと両手で掴み、しごきはじめた。

 

 

 


Echaloteは言った:すごい・・・おっきぃですのぉ・・・はむっ・・・ん・・・!


 

 

 

エルモニーにとって、コグニートの一物は大きすぎる・・・
普通なら見ただけでも怯えてしまいそうなものだが、手慣れた様子でそれを口に含む。


 

 

 

「おぉ・・・こ、これは・・・」

Echaloteは言った:んぐっ・・・ぷはっ・・・大きすぎて、根元まで咥えられないですの~・・・♪


 

 

 

そういいながらも、男のモノをきゅっと両手で掴みながら、裏筋を舐める。
それが気持ちいいのかどうかを確認するかのように、上目遣いで男の顔を見ている。
男はEchaloteの予想以上の快感を受けており、それを見て嬉しそうにもう一度、頬張ろうとする。

 

 

 

Echaloteは言った:ここ、弱いですの~・・・?
            あーー・・・むっ♪ 

 

 

 

「うおっ・・・!?」

 

 

 


じゅぷっ・・・じゅぽっぐぽっぐぽっぐぽっ・・・!!

 

 

 


とどめを刺すかのように、いやらしく音をたてて肉棒の全体を刺激するように舐め回す。
特に、その男が弱いとされる裏筋のあたりを重点的に責めたて、一気に絶頂へと追いこんだ。

 

 

 


びゅくっ・・・!!

 

 

 


「くうっ・・・!」

Echaloteは言った:んぶっ・・・んっ・・・ごくっごくっ・・・


 

 

 

男はあまりの気持ち良さに声をあげて精を解き放つ。
Echaloteは大量に出された精液を、飲み込んでいくが
次々とでてくる精液にたまらず口をはなしてしまう。


 

 

 

Echaloteは言った:ぶはぁっ・・・あっ・・・ひゃぁ・・・!

 

 

 

口から白い液体がどろりとこぼれる・・・。
さらに、射精はまだ続いており、飲みきれなかった精液が顔にふりかかった。

 

 

 

Echaloteは言った:・・・ハァ・・・いっぱいでたですのぉ・・・♪

 

 

 


出したばかりだというのに、その肉棒を容赦なくしごき、精液を舐めとっていく。

 

 

 


「エ、エシャロットさん、少し休ませてもらえると嬉しいのですが・・・うっ!」

Echaloteは言った:ん~・・・♪ちゅぱっ・・・ちゅぱっ・・・!

 

 

 


Echaoteは恍惚としており、話を聞かずに肉棒を舐めるのをやめようとしなかった。

 

 

 

「おいおい、こっちも少しは楽しませてくれよ・・・?」

 

 

 


ニューターの男が胸を両手で激しく揉みほぐして、さらに乳首をくりくりと弄ってくる。
この強い快感によってEchaloteは思わず行動を止めてしまった。 

 

 

 

Echaloteは言った:んひゃっ!?・・・は、激しすぎるですのぉ・・・!

「こっちももう我慢の限界なんだ・・・!」

「すみません、助かりました・・・」

 

 

 


コグニートの男を逃してしまい、Echaloteは少し残念そうな顔をする。
ニューターの男は、一度Echaloteを解放すると、四つんばいにさせて、スカートをベルトごとはずし、びしょびしょになったパンツを脱がしはじめた。

 

 

 


Echaloteは言った:せっかちさんですの・・・でも、そういうのも嫌いじゃないですの・・・♪

 

 

 


丸出しになったお尻を振って男を誘う。
男はそれを見て、たまらずEchaloteの尻を掴み、あそこに肉棒をあてがった。

 

 

 


ぐりっ・・・

 

 

 


Echaloteは言った:んっ・・・!はっ・・・!

「すっかりずぶ濡れだな、これならすんなり入りそうだ・・・!」

 

 

 


じゅぷっ・・・ぐぷっ・・・!

 

 

 


―――――――――――――――――――――――――――
ああっ・・・入ってくるですの・・・!
コグニートのおにーさんのほうが大きくて、ほしかったけど・・・
このさいなんでもいいですのぉ・・・、きてぇ・・・!
―――――――――――――――――――――――――――

 

 

 


Echaloteは言った:ひああぁぁっ・・・!!に・・・ニューターのおにーさんのも、大きいぃぃ・・・!

 

 

 

「エルモニーにとっちゃ誰のでも大きいんじゃないのか・・・?まぁ俺は普通のやつらよりは自信があるぜ・・・!」

 

 

 


Echaloteは目を細めて口を開け、気持ち良さそうに「はぁぁぁ」と声をあげる。
男は腰を振ってくるが、Echaloteも負けじと腰を振った。

 

 

 


Echaloteは言った:あはぁ・・・いいですの・・・もっと、もっと突いてぇー!!

 

 

 


よっぽど気持ちが良いのか、大きな声をあげて男にそうねだる。

 

 

 


「くっ・・・気持ちいいぜ・・・なら、こっちももっと楽しませてやらないとな!」

 

 

 


男は四つんばいになっているEchaloteの片足を持ち上げ、犬がおしっこをするようなポーズをとらせて、体位を変える。
その状態から、一気に肉棒を突きいれた。

 

 

 


ずぶっ・・・!!じゅぷっ!じゅぷっ!!

 

 

 


Echaloteは言った:ふああぁぁぁあぁぁん!!お、奥に・・・あたっ・・・ひあああぁぁぁぁ~~~!! 

 

 


目を見開いて、悲鳴のような喘ぎ声をあげる。

 

 

 

じゅぷっ・・・ぐちゅっ・・・ぐちゅっ・・・ぐりゅっ・・・!

 

 

 


Echaloteは言った:あひっ・・・!ひあっ・・・!ん、んっー・・・ひゃぁぁん~・・・!!

「くっ・・・もうでそうだ・・・!」

 

 

 

突かれるたびに、色っぽく悩ましい声をあげる。
それにたまらず、男はすぐに限界になり、突くのをやめて押さえ込み、身体を小刻みに震わせた。

 

 

 

Echaloteは言った:はっ・・・く、くるっ・・・♪・・・だして、だしてぇ・・・!!

 

 

 

 


どぷっ・・・!!

 

 

 


Echaloteは言った:は・・・!ぁ~~~っ・・・!!!♪

 

 

 


アソコの中に精液が流れ込んでくる。
その感覚にEchaloteは男と同時に絶頂し、ビクビクッと身体を震わせた。

 

 

 

 


Echaloteは言った:はぁぁ・・・はぁぁ~・・・♪

「くっ・・・ふぅ・・・、さすがだな、最高に気持ち良かったぜ・・・」

 

 

 


Echaloteは、絶頂した余韻にひたり、気持ち良さそうな顔をして吐息をつく。
その姿がまた艶かしく、男たちの性欲を刺激していった・・・。

 

 

 


じゅぼっ・・・どろどろっ・・・

 

 

 


Echaloteは言った:あうっ・・・ハァ・・・

 

 

 


男は満足し、解放するが、Echaloteはまだどこか物足りなさそうにしていた。

 

 

 


Echaloteは言った:あぁぁ・・・はぁぁ・・・もっと、してほしいですのぉ・・・

 

 

 


アソコを見せびらかすように男に見せ、さっきまで使われていたアソコ弄って精液をかき回す。
もはやEchaloteは、快楽の虜となっていた・・・。

 

 

 


「そう言われてもなぁ・・・連続はきついぜ・・・」

 

 

 


ガチャッ・・・

 

 

 


「おっ・・・?」

 

 

 


誰かが入ってきた。ドアの開く音がする。
次に階段をのぼる音が聞こえたかと思うと、そこにまた数人の男が入ってきた。

 

 

 


Echaloteは言った:ハァ・・・ハァ・・・う・・・?

「おう、お勤めご苦労さん」

「なんか色っぽい声がしたからきてみたが、お楽しみ中だったのか」

「こいつ、エシャロットじゃないか・・・エルガディンでサボり魔で有名のやつ」

「おしおき中だったのさ、とはいっても、すでに調教済みのようだぜ?」

「ああ、いつもへらへらしてて気に食わないんでな・・・ちょっといじめたらこうなっちまった」

「って、お前がやったのかよ!抜け目ねぇなぁ、はっはっはっ!」

 

 

 


今ここに入ってきた男たちは、平然と会話を合わせて笑い話をしている。その中には前にEchaloteを犯した男も含まれていた。

 

 

 


「さて、俺らも少し遊んでいくかー」

「まだまだいけるんだよな・・・?」

 

 

 

その言葉を聞いて、Echaloteは嬉しそうな顔をして、こくりと頷いた。

 

 

 


Echaloteは言った:あは~・・・みんな、相手にしてあげるですの~♪

 

 

 


恍惚としながらもそのような台詞をいい、身体についた精液を手ですくい舐めとる・・・。
Echaloteの、いつもの雰囲気はすでになくなっており・・・
快楽を受け入れ、与えるだけの艶かしい存在となっていた・・・。

 

 

 


―――――――――――――――――――――――――――
あれ・・・?

何か、忘れているような・・・

・・・

だめですの・・・

気持ち良くて、思い出せないですの・・・♪
―――――――――――――――――――――――――――

 

 

 


・・・

 

 

 


・・・

 

 

 


・・・

 

 

 


モコニンは言った:・・・遅い

 

 

 


客足もようやく落ち着き、露店には売り物はほとんど残っていない。
一人ぽつんと残されて・・・不機嫌そうな顔をしたモコニンがそこにいた・・・。

 

 

 

モコニンは言った:まったく、誘ってきたのはエシャロットさんじゃないですか、なんで私が待たされているのですか・・・。

 

 

 


約束の30分はとっくにすぎていた。
とはいっても、Echaloteのことなので多少は遅れてくるだろうとは考えていたようだが
・・・すでに1時間が経過している。

 

 

 


モコニンは言った:・・・まさか、またどっかで寝てるんじゃぁ・・・
            でも約束しといてそんなことすることはさすがに・・・ありえる。

 

 

 


―――――――――――――――――――――――――――
私は普段のエシャロットさんの行動を考えて、ため息をついた・・・。
そもそもあの人が時間通りに動いた試しがありません。それはもう百の承知なのですが・・・今回は遅すぎます!
・・・でも、いくら遅刻するとはいえ、エシャロットさんは約束すっぽかしたことはありません。
遅れながらもちゃんとくるはずなのですが・・・何か、あったのかな?
―――――――――――――――――――――――――――

 

 

 


モコニンは少しだけだが心配になってしまう。
もしEchaloteさんに何かあったら・・・そんなことを考えしまうが
いくらなんでも思いつめすぎだろうと考え余計な心配はしないでおこうとする。

 

 

 


「すみません~」

モコニンは言った:あ、いらっしゃいませ~

 

 

 


エルモニーの男の兵士が話しかけてくる。
すっかり客足が途絶えたとはいえ、こうして少しはお客はくる。
Echaloteのことがあるが、モコニンはいつもどおりの営業スマイルに切り替えてにこりと笑った。
そろそろ店じまいを考えていたため、この客が最後のつもりで対応する。

 

 

 


「もうバトルボウはない・・・?」

モコニンは言った:ん~、すみません、もうそれは売りきれました。

「そうかぁ・・・遅かったなぁ」

 

 

 


残念そうな顔をして肩の力を抜いて手をだらんとさせるエルモニーの男
買えなかったことが無念であることがよく伝わってくる・・・。

 

 

 


モコニンは言った:んー、そろそろ店を閉めるつもりだったので、よければ作りましょうか?材料は少しですが持ってきましたし

「おお!本当ですか!」

モコニンは言った:はい、夕方ごろにはできてると思うのでとりにきてもらえますか?ここで待っててもらえばいいです

「わーい、ありがとうございますー!」


男はぺこりとお辞儀をして、引き受けてくれたことに感謝をし、約束の時間を指定する。
モコニンはその時間までには完成することを伝えると、さっそく作業場にむかうことにした。

 

 

 


モコニンは言った:では、また後ほど

「はーい」

 

 

 


モコニンはその場に離れ、バトルボウを作るために生産施設に向かった。
しかし・・・そこは・・・。

 

 

 


モコニンは言った:さて、ここでしたね・・・ん?

 

 

 


ドアが半開きになっている。
誰かが開けっ放しにしていったのだろうか。

 

 

 


ギィ・・・

 

 

 


モコニンは部屋に入る。
ドアが半開きになってたせいか、特に目立った音もでずに部屋に入ることができた。

 

 

 


「ふああぁぁぁぁん・・・」


モコニンは言った:ん・・・?この声は・・・?

 

 

 


―――――――――――――――――――――――――――
どこかで聞いたことのあるような声・・・いや、聞き間違えるはずがありません。
これはエシャロットさんの声・・・約束すっぽかしてこんなところで何を・・・
言いたいことはたくさんあるけど・・・さっきの声は・・・?
―――――――――――――――――――――――――――

 

 

 


泣いているようなそんな声・・・でも、どこか色っぽいような・・・そんな声。
モコニンはどうしたのかと疑問に思ったのか、こっそりと壁に隠れて部屋を覗こうとする。

 

 

 


モコニンは言った:え・・・

 

 

 


そこには、想像以上のことが起こっていた・・・。

 

 

 


「ほらほら、もっと腰を振ってくれないと気持ち良くないぞー」

「ちゃんと手も使ってくれよー」

Echaloteは言った:はいっですの~・・・で、でも、そんな、力入らないですのぉ~・・・♪

「なんなら俺が動かしてやろうか、ほれ」

Echaloteは言った:きゃひぃぃぃぃぃ~~~っ・・・!!!♪

 

 

 


三人の男を、同時に相手にするEchaloteの姿がそこにあった・・・。
騎乗位で男のモノが挿入された状態で、他の男のモノも手でしごいているが
力が入らないためか、後ろから胸を責めながら無理矢理Echaloteの身体を動かす男もいた。
その三人を、同時に相手にしている・・・。

 

 

 


―――――――――――――――――――――――――――
そ、そんな・・・エシャロットさん・・・?
ど・・・どうしよう・・・止めたほうがいいのかな・・・?
―――――――――――――――――――――――――――

 

 

 


信じられない光景に、モコニンはただ戸惑うしかなかった・・・。
ここは友達として、止めたほうがいいのだろうかとも思ったが・・・しかし・・・

 

 

 


―――――――――――――――――――――――――――
でも・・・嫌がってなさそうだし・・・どちらかというと・・・気持ち良さそうで・・・
な、何考えてるの!?私・・・エシャロットさんを見て、そんな・・・!
―――――――――――――――――――――――――――

 

 

 


どちらにしろ、モコニンはこの状況を傍観することを決めてしまった。
他の男に見つからないように・・・Echaloteが犯される姿を見つめていた・・・。

 

 

 


「くっ・・・でるっ・・・!」

「こっちも・・・ああっ!!」

 

 

 


びゅくっ・・・!!

どぷっどぶっ・・・

 

 

 


Echaloteは言った:ふああぁぁぁぁん・・・いっぱい・・・いっぱいですのぉ~・・・♪

 

 

 


しごいていた肉棒から精液が放たれ、それを顔面から、胸、お腹へとあびていく。
それと同時にアソコにも大量の精液が放出され、Echaloteの身体がビクビクと震える。

 

 

 


「ふぅ・・・よし、次使っていいぜ」

 

 

 


じゅぽっ・・・ごぽっ・・・

 

 

 


肉棒を抜かれ、再びEchaloteは解放されるが・・・また別の男たちに囲まれていく・・・。
男たちはすでにビンビンにたたせた肉棒を見せつけてきた。
それを、Echaloteは物欲しそうな顔で見つめていた・・・。

 

 

 


―――――――――――――――――――――――――――
すごい・・・あんな大きなものがエシャロットさんの中に・・・大丈夫なの・・・?
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モコニンは顔を真っ赤にしてその様子を見ている・・・。

 

 

 


モコニンは言った:・・・ぅ・・・

 

 

 


―――――――――――――――――――――――――――
や・・・やだ・・・アソコが・・・ううっ・・・
―――――――――――――――――――――――――――

 

 

 


その光景を見て・・・アソコを濡らしてしまっていた・・・。
わずかだが湿っており、モコニンはモジモジとしている・・・。

 

 

 


Echaloteは言った:ふあああああああぁぁぁぁん・・・・・・♪

モコニンは言った:っ・・・

 

 

 


―――――――――――――――――――――――――――
エシャロットさんの甘い声・・・
エッチな本でしか見たことがなかったような光景が、目の前にある・・・。
すごい・・・本物って、こんなのなんだ・・・。
―――――――――――――――――――――――――――

 

 

 


いけないことはわかっている。
こんなことをしてはいけないって、わかっているのに・・・

 

 

 


くにっ・・・

 

 

 


モコニンは言った:っ・・・濡れてる・・・

 

 

 


誰にも聞こえないように小声でそうつぶやくと・・・
モコニンは自分のあそこを下着の上から弄りはじめた・・・。

 

 

 


Echaloteは言った:ひやああああぁぁぁん!!お、おしりぃ・・・だめですのぉぉ~~・・・!♪

「なんだ・・・?ひょっとしてお尻のほうが感じるのか、指入れただけでこの反応かよ」

「ああっ、そっちのほうを重点的に調教してやったからな」

「なんだよ・・・早くいってくれよ、損しちまった気分じゃねーか!」

 

 

 


―――――――――――――――――――――――――――
お・・・お尻まで・・・そんな・・・!ふ・・・不潔です・・・。
―――――――――――――――――――――――――――

 

 

 


くにっ・・・くにゅっ・・・

 

 

 


モコニンはそう思うが・・・自分の今やっていること見ると実に説得力がなかった・・・。
あそこを弄る手は止まらず・・・パンツの中に指をいれていく・・・。

 

 

 


―――――――――――――――――――――――――――
こんなところ・・・見つかったら・・・見つかったら・・・!
―――――――――――――――――――――――――――

 

 

 


見つかったら大変なことになる・・・。
わかっているのに・・・

 

 

 


モコニンは言った:んんっ・・・!

 

 

 


必死に息を殺して・・・見つからないように・・・
アソコを弄りながら・・・揉みごたえのある自分の胸をムニムニと触る・・・。

 

 

 


Echaloteは言った:ひあぁん!!お・・・おかしく・・・なっちゃぁですのぉぉぉ・・・!!♪

モコニンは言った:っ・・・っ~・・・!

 

 

 


―――――――――――――――――――――――――――
エシャロットさんの喘ぎ声が聞こえるたびに・・・
身体が過剰に反応して・・・感じてしまう・・・。
やだぁ・・・手・・・止まらな・・・!
―――――――――――――――――――――――――――

 

 

 


「何をしているんだ?」


モコニンは言った:ひゃあああああああああっ!!!?

 

 

 


恐らくモコニンは、これまで生きてきた中でもっともびっくりしたであろう。
全身の毛が逆立つくらいにびっくりしているような姿が目に浮かんだ・・・。
・・・背後をとられていた・・・いつから、後ろにいたのだろうか・・・人がいることにまったく気づくことがなかった・・・。

 

 

 


「な、なんだ!?」

「今の叫び声は!」

モコニンは言った:え・・・あっ・・・あ・・・!

「ほほー・・・お前は確か木工屋のモコニンじゃないか、友人が犯されてるのを見て感じてしまうとはいけない娘だな・・・ふふふっ」

モコニンは言った:え・・・い、いや・・・ち、違ぁ・・・

「何が違うんだ?」

 

 

 


つい、叫び声をあげてしまった・・・。
どうしてもバレてほしくなかったのに、自分がここにいることをバラしてしまうなんて、一体何をやっているんだと後悔する。

 

 

 


「お前は・・・確かモコニン」

「モコニン?確かよくエルガディンに木材の武具を売りにきてる行商人か」

「エシャロットの友人とも聞いてますが・・・ははっ、これはまずいところ見られちゃいましたかね・・・?」

モコニンは言った:え・・・あの・・・その・・・

「聞いてくれよ、こいつここでそのエシャロットを見てオ」

モコニンは言った:言うな!それ以上言うなああああああ!!!!

 

 

 


ドスッ

 

 

 

「ごふっ!?」

 

 

 


で、でたー!!モコニンさんのバック・スピン・エルボーだー!!
モコニンは男が発言する前に高速で後方に旋回し、その遠心力を利用して突き出した肘を思いっきり片腹に直撃させた。
男はその一撃で地面にズズーンと崩れ落ちた・・・。

 

 

 


「な、なんださっきの技は!?MoEにはないぞ!?」

「ど、どうしましたモコニン・・・もしかしてエシャロットさんが犯されてたことに怒ってますか・・・?」

 

 

 


もちろん・・・・・・そんなつもりはない。
そんなことよりも「友人のEchaloteが犯されているところを見てオナニーをしていた」
という醜態が今倒した男以外にバレないように必死になっていた。

 

 

 


モコニンは言った:そ、そそ・・・そうです!エシャロットさんを解放しなさい!

 

 

 


どうやら、今倒した男以外にはバレていないようだ・・・
本当はエシャロットを助けるつもりはなく・・・もとい、邪魔するつもりはなかったのだが致し方なくそういうことにしてしまった・・・。
男たちは、世話になっているモコニンにめんじて、しぶしぶと道を開けた。

 

 

 

Echaloteは言った:はぁー・・・はぁー・・・も、モコニン~・・・?

モコニンは言った:え、エシャロットさん・・・

 

 

 


恍惚としていたEchaloteがモコニンの存在に気づく・・・。
モコニンは、助ける・・・と決めた以上は、演技を見せてEchaloteに近づき、助けようとする。

 

 

 


モコニンは言った:大丈夫ですか・・・?こんなになるまで犯されて・・・

Echaloteは言った:・・・あは~・・・

 

 

 

ぎゅうっ・・・

 

 

 


モコニンは言った:えっ・・・?んむっ・・・!?

 

 

 


Echaloteはモコニンにキスをした。
モコニンはあまりの出来事に身を引こうとするが、抱きしめられていて逃げることができない。
そのままモコニンは、仰向けになって倒れているEchaloteの上に倒れこむようになってしまった。

 

 

 


モコニンは言った:んっ・・・んー!・・・ふ・・・ふうぅぅ・・・!

 

 

 

少し、長めのキス・・・Echaloteの教え込まれた舌使いでモコニンを責める・・・。
すでに、オナニーをして身体が暖まっていたのか・・・キスをされただけでも感じている様子だった・・・。

 

 

 

Echaloteは言った:ぷはっ・・・えへへぇ~・・・助けてくれてありがとうですの・・・
            心配、してくれたですの~・・・?

モコニンは言った:当たり前です・・・友達・・・ですから・・・

Echaloteは言った:・・・あはっ、嬉しいですの・・・でも・・・

 

 

 


Echaloteはモコニンの胸を揉みはじめる・・・。

 

 

 

モコニンは言った:あっ・・・やっ・・・!

Echaloteは言った:とても・・・気持ちいいことなんですの~・・・モコニンも、一緒に~・・・♪

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――
まずい・・・

非常にまずい・・・!

このままでは私までエシャロットさんと同じように・・・
―――――――――――――――――――――――――――

 

 

 


モコニンは言った:え、遠慮しとき・・・ひゃあっ!?

Echaloteは言った:胸が弱いですの・・・?わかりやすいですの~・・・♪

 

 

 


Echaloteはモコニンの服の中に手をいれ・・・直接胸を揉みくだく。

 

 

 


モコニンは言った:はっ・・・や、やめてっ・・・おねが・・・ひあぁぁ・・・

Echaloteは言った:大きいお乳は感度が悪いって聞いたのに・・・意外ですの~

モコニンは言った:ううっ・・・そ、それも悪質なデマですぅ・・・だから、やめなさい・・・!

Echaloteは言った:・・・いやですの~♪

モコニンは言った:ひゃあぁぁぁ・・・!!

 

 

 


モコニンの言う事を聞かずに、とにかく胸を責めて力を奪う。
いつもの馬鹿力もだせなくなっていき、いつものような抵抗ができなくなっていた。
ずいぶんと感じやすいのか、色っぽい声をあげて敏感に反応する。
しかし恥ずかしいのか、目を潤ませて涙目になっていた。

 

 

 


モコニンは言った:や、やめてくださ・・・ほ、ほんとに・・・はぁぁ・・・

Echaloteは言った:んふ~・・・♪

「・・・ごくりっ・・・」

 

 

 


男たちはその様子を見ていた・・・。
下半身を丸出しにしている男は、再びその突起物を天にのぼらせていた・・・。

 

 

 


モコニンは言った:や、やだ・・・見られて・・・やぁぁ・・・

Echaloteは言った:見られて感じちゃうですの~?

モコニンは言った:ち、違いますぅ!どうしてそうなるんですかぁ・・・!

Echaloteは言った:あはぁ~♪恥ずかしがらなくてもいいですの・・・♪

 

 

 


Echaloteは、上体を起こして、モコニンを後ろをむかせて、背後をとる。

 

 

 


モコニンは言った:な、何を・・・

Echaloteは言った:・・・えいっ!

 

 

 


ぐいっ・・・!!

 

 

 


Echaloteはモコニンの服を、一気にまくりあげた。
そうすることによってモコニンの豊満な胸はぷるんっとさらけ出される。
モコニンの目線の先には、大勢の男たちがいた。

 

 

 

 

モコニンは言った:きゃあああああああああ!!!?

「な、なんて胸だ・・・」

「本当にエルモニーなのか!?」

 

 

 


モコニンは悲鳴を上げて、さらに顔を真っ赤にする。
潤んでいた目から、ついに涙を流してしまい、Echaloteをキッと睨めつけようとする。

 

 

 

モコニンは言った:エシャロットさん・・・!こんなことしてっ・・・ひあぃぃっ!?

 

 

 

さらけだされた胸を、Echaloteは男たちに見せびらかすように乳首をくりくりっと弄る。
あまりの衝撃にモコニンは身体をガクガクと震わせた。

 

 

 


Echaloteは言った:乳首も弱いですの~・・・?モコニン、弱点わかりやすすぎですの~♪

モコニンは言った:や・・・めぇ・・・あぁぁぁ・・・♪

 

 

 


モコニンの口から、明らかに快感を感じていることがわかるような声がでてくる。
それにたまらなくなったのか。おとなしくしていた男たちが近づいてきて、モコニンたちを囲みはじめた。

 

 

 

Echaloteは言った:あはっ・・・さっきの声はなんですの~?

モコニンは言った:ち、違う・・・違うの・・・これはぁ・・・

「明らかに気持ち良さそうな声をだしていたぜ、本当はまんざらでもないってことだろ?」

「モコニンちゃんにもっと気持ち良くなってもらうために、俺たちも手伝ってあげないとな!」

Echaloteは言った:んふふ~・・・そうですの、みんな~手伝ってあげるですの~♪

 

 

 


目の前にいた男が、モコニンのスカートをめくってくる。
そこにはすでにびしょびしょになった、白い紐パンツがあった。

 

 

 

「へー、これがモコニンの下着か、すでにびしょびしょじゃないか」

「モコニンちゃん意外とエッチな下着してるねぇ」

「こういう時のためにつけていたのかい?」

モコニンは言った:そ、そんなわけないじゃないですか!こ、これは・・・た、ただ・・・

Echaloteは言った:すでにびしょびしょなんですの・・・?んふふ~、なんでですの~・・・?

モコニンは言った:こ、これは・・・ひぅ・・・!

 

 

 

Echaloteはいじわるするかのように乳首や胸を責めるリズムをかえてくる・・・。

 

 

 


モコニンは言った:や、やめて・・・もう・・・あっ・・・

 

 

 


びくんっ・・・ぷしゅっ・・・!

 

 

 


Echaloteは言った:あら・・・?

モコニンは言った:っ・・・ぁ・・・

「・・・もしかして、イったのか?」

 

 

 


一際大きく、モコニンの身体がぶるぶると震える。
それと同時に、モコニンのパンツはさらにびしょびしょになり、パンツの上からでも愛液が滴るようにでてきた。

 

 

 


モコニンは言った:あ・・・やっ・・・ぅ・・・ううぅぅぅ・・・!!

Echaloteは言った:イっちゃったですの~・・・?胸で・・・あはは~

モコニンは言った:だから・・・やめてって言ったでしょぉ・・・!?

Echaloteは言った:ええ~・・・?でも・・・

 

 

 


しゅるっ・・・


Echaloteは、するりとモコニンのパンツの紐を解く。

 

 

 

モコニンは言った:あっ・・・

Echaloteは言った:こんなになるほど気持ち良かったってことですの・・・だからむしろよかったの間違いじゃないですの・・・?

「すごいな、すでにいれられそうなくらい濡れているぜ・・・」

 

 

 

男はモコニンのアソコをなぞるように触ってくる。

 

 

 

モコニンは言った:ひゃあんっ!触らないでぇ・・・!

Echaloteは言った:それにしても、ずいぶんと簡単にイッちゃったですの、もしかして・・・見てたですの~?

 

 

 

ビクッ・・・

 

 

 

モコニンは身体をビクッさせるようにしてから、ピタリと動かなくなった・・・。
図星をつかれた人間のように、わかりやすい反応であった・・・。

 

 

 


Echaloteは言った:みてたんですの~?あたしの、犯されるところ・・・

モコニンは言った:・・・し、知りません・・・

Echaloteは言った:ふ~ん・・・とぼけるんですの~?

 

 

 


Echaloteは反抗的なそのモコニンの態度を見てにやーっと笑い・・・
モコニンのアソコを男たちに見せびらかすように大きく広げた。

 

 

 


Echaloteは言った;くぱぁ~♪

モコニンは言った:いやああああああああああ!!!?

 

 

 

あまりの恥ずかしさに、またも悲鳴をあげるモコニン。
見られないようにとっさに両手でアソコを覆い隠す。

 

 

 


Echaloteは言った:あ~~、なにしてるですの!そんなことしたら見えないですの~!

モコニンは言った:それはこっちの台詞ですよぉ!なんてことするんですかー!!

「くっ・・・もう我慢できねぇ!」

モコニンは言った:ひっ・・・!?

 

 

 


それが刺激になったのか。男たちはそびえ勃たせた肉棒をモコニンの前でしごきはじめる。
また、目の前にいた男がモコニンのアソコに、ついに肉棒をあてがった・・・。

 

 

 


モコニンは言った:ひぃ!?な、何をして・・・あっ・・・や・・やめて・・・だめ・・・だめぇ・・・!!

 

 

 


モコニンは恐ろしくなったのか、顔を真っ青にして首を横に振る。

 

 

 


Echaloteは言った:それじゃぁ聞くですの・・・見てたんですの?あたしが犯されるとこ・・・

モコニンは言った:・・・う・・・うぅ・・・

Echaloteは言った:正直に言えば、挿れないようにしてあげるですの

モコニンは言った:見てました・・・見てましたからぁ・・・やめてぇ・・・

Echaloteは言った:あはっ・・・♪そっかぁ、それでオナニーでもしちゃったんですの・・・?だからあんなに早く・・・

モコニンは言った:うぅ・・・して・・・た・・・しましたぁ・・・だからぁ・・・ぐすっ・・・ひっく・・・

Echaloteは言った:やっぱり~、素直に答えてえらいえらいですの~♪

 

 

 


モコニンは、自分に挿入されようとしている肉棒を見ると、もはやオナニーをしてしまったことを
他の人にバレないようにするという目的も忘れてしまうほどの恐怖を覚え、泣きながら、なすがままに答えた・・・。
Echaloteはちゃんと答えたモコニンの頭を撫でる、そして・・・

 

 

 


Echaloteは言った:ちゃんと答えられたご褒美ですの~・・・挿れちゃえ♪

 

 

 


ずぶっ・・・!

 

 

 


モコニンは言った:!?・・・そんな話がちがっ・・・あっ・・・っ・・・!!?

 

 

 


それは・・・モコニンにとってはじめての感覚であった・・・。
肉棒が身体の中に侵入する・・・その激痛にモコニンは目を見開く。
何よりも、エルモニーにとってそれは大きすぎるものであった。

 

 

 


モコニンは言った:くはっ・・・あああぁぁぁぁっ!!!?

 

 

 


涙をポロポロと流し、目を閉じる・・・。
その痛みからなんとか逃れようとしているのか、足を力無くばたつかせようとしていた。

 

 

 


Echaloteは言った:モコニン~、やっぱり痛いですの?

モコニンは言った:ぐすっ・・・うぅぅぅ・・・あたり・・・前でしょぉ!?
            こんな・・・こんなぁ・・・!

Echaloteは言った:あは~・・・最初はそんなものですの~、和らげてあげるですの♪

 

 

 


Echaloteはモコニンの背後をとるのをやめ、モコニンを仰向けに倒す。
そして、仰向けになったモコニンに、横からうつ伏せになって乳首を舐める。

 

 

 

モコニンは言った:ひああぁっ!?

Echaloteは言った:ペロッ・・・んふっ、今度は、お口で責めてあげるですの~♪

 

 

 


すでにピンッとたっている乳首を、ぺろりと舌で舐める。
モコニンはそれに、挿入による痛みを感じつつも快楽を感じていた・・・。

 

 

 

Echaloteは言った:ん~・・・♪ぺろぺろっ・・・ちゅうぅぅ・・・

モコニンは言った:や、だめ、だめっ!!吸っちゃだめええええっ!!♪

Echaloteは言った:ちゅぱっ・・・あはっ、これが一番感じるですの~、かぷっはむっ・・・ちゅうぅ!

モコニンは言った:か、噛むのもだめ・・・やっ、あっ・・・吸っちゃ・・・やぁぁぁ・・・!!

 

 

 

幸いにも、モコニンは胸が感じやすく、アソコを貫かれた痛みをなんとか中和できていた。
そのままEchaloteは、モコニンの反応を楽しむかのように胸を責めていった・・・。

 

 

 

じゅぷっ・・・ぐじゅ・・・ぐりゅっ・・・ぐりゅっ・・・!!

 

 

 

モコニンは言った:ひはっ・・・んはぁっ・・・いっ、いだっ・・・ぐすっ・・・

「ぐっ・・・すごい締めつけだ・・・気持ちいいっ・・・」

 

 

 

モコニンは言った:こっちは気持ち良くないですよぉ・・・!!

Echaloteは言った:こら~モコニ~ン、せっかくおにーさんががんばってるんだからそんなこといっちゃだめですの~!

 

 

 


Echaloteはお仕置きするかのように、モコニンの片方の乳首をぐりぐりと親指で押しつぶした。

 

 

 

モコニンは言った:んきゅっ・・・きゅううぅぅぅっ!!!♪

Echaloteは言った:そうそう、それでいいですの~

「ううっ・・・でそうだ・・・!」

 

 

 


男が絶頂を迎えようとしている。

 

 

 


モコニンは言った:ふはっ・・・あっ・・・せ、せめて・・・中には出さないで、中はだめっ!!

「だ、だめだ・・・でるっ・・・!」

 

 

 


びゅくっ・・・!!

 

 

 


モコニンは言った:はひゃあっ!?


「くっ・・・俺もでそうだ・・・!」

「俺もだ・・・!うおぉ・・・!!」

 

 

 


アソコに精液を流し込まれたと同時に、モコニンを見て肉棒をしごいていた男が絶頂し、身体中に精液がかけられていく。
想定外の出来事の連続・・・モコニンは頭がクラッとして何も考えられなくなってきた・・・。
ただ・・・お腹の中が精液で満たされていくその感覚と、身体中が汚されていくのを感じていた・・・。

 

 

 

モコニンは言った:や・・・やだ・・・こん・・・なの・・・

Echaloteは言った:あ~・・・中に出しちゃったですの~?おにーさん、モコニンははじめてなんだから手加減しないとだめですの~!

「す、すまん・・・気持ち良くてついな・・・」

モコニンは言った:・・・うぅ・・・中は・・・中はだめって、言ったのに・・・

 

 

 


モコニンは放心しながら、つぶやくようにそんな言葉を言う。
だが・・・もはやすんでしまったことはどうしようもなかった・・・。
男は射精を終えると、モコニンを解放し、モコニンはそのままぐったりと倒れた・・・。

 

 

 


Echaloteは言った:ありゃりゃ・・・疲れちゃったですの~?

モコニンは言った:ハァ・・・ハァ・・・疲れないほうがおかしいですよ・・・

Echaloteは言った:あは~、それもそうですの~♪でも~・・・

 

 

 


Echaloteの目線の先には・・・まだまだ大勢の男の人がいた・・・。

 

 

 

Echaloteは言った:まだ・・・これからですの~♪

モコニンは言った:ひっ・・・やっ・・・

 

 

 


モコニンは・・・絶望を見るかのような顔をして・・・
Echaloteと一緒に男たちに囲まれていった・・・。

 

 

 


モコニンは言った:いやあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!

 

 

 


・・・

 

 

 


・・・

 

 

 


・・・

 

 

 


「ふう~、エシャロットちゃんもモコニンちゃんも最高だったよ~」

Echaloteは言った:あはぁ~・・・♪楽しんでもらえたなら・・・よかったですのぉ~・・・

 

 

 


さすがにEchaloteも大人数の相手でくたくたになったのか。
底なしに思えた性欲に底が見えたかのようにおとなしくなっていた。

 

 

 

「エシャロットは大丈夫として・・・モコニンは大丈夫なのか? さっきから無言なんだが・・・」

Echaloteは言った:あはは~・・・ちょっと怒ってるみたいですの

 

 

 


モコニンは無言で・・・精液でドロドロにされた身体を拭き取っていき・・・着替えの準備をしている。

 

 

 


Echaloteは言った:モコニンは怒っちゃうと黙りこんじゃうですの・・・あとで適当にご機嫌とるですの~

「おいおい、あんなことに巻き込んでおいで適当でいいのかよ、友達だろ~?」

Echaloteは言った:友達だからこそ適当なんですの~

「ああ、なるほど、なんとなくわかるわ、あっはっはっは」

Echaloteは言った:わっはっはっは~

 

 

 


そんな会話をしている間に、モコニンは着替え終わって、いつもの服装に戻った。

 

 

 


そして・・・

 

 

 


シャキンッ・・・

 

 

 


剣を、抜く音がした・・・。

 

 

 


「んっ・・・?」

 

 

 


モコニンは民族マスクをかぶり、二本の刀を両手に装備して、ゆらりと動く・・・独特な戦闘体制をとっていた。
少し前かがみになって、刀を持った手をブラブラとさせながら、ゆっくり歩いて近づいてくるその姿は尋常じゃない恐怖を覚えた。

 

 

 

Echaloteは言った:ひっ・・・!?

「ひ・・・ひぃぃぃぃ・・・!!!?」

 

 

 


モコニンのその姿にはEchaloteだけでなく、誰もが恐怖した・・・男たちは情けない声をあげて怯えはじめる。

 

 

 


モコニンは言った:何度も、いいましたよね・・・?
          やめてって、何度も言いましたよね・・・!?

 

 

 


空気を伝わって・・・威圧感がピリピリと伝わってくる。
民族マスクによって顔は隠されているが・・・その仮面の後ろには、さらに恐ろしい顔があることが想像できた・・・。
モコニンが民族マスクをつけているということは・・・ひ弱じゃない自分を見られるのがいやだという一種の行動の現れなのだろう。
つまり、今のモコニンは・・・本気で怒っているということになる。

 

 

 


ザッ!!

 

 

 


モコニンは一歩進む、その一歩だけでも凄まじい気迫を感じ、そこにいたすべての兵士が後退りした・・・

 

 

 


「ひっ・・・」

モコニンは言った:あれだけ言っているのに言うことを聞けないのですか?
            だめって言ったのに・・・何度も・・・何度も・・・!!

 

 

 


ザッ!!

 

 

 

さらに、一歩・・・

 

 

 

モコニンは言った:わかりました・・・そういうことなんですか・・・

 

 

 


ザッ!!

 

 

 


すべての兵士が、部屋の隅に追い詰められてしまった・・・あと一歩進めば・・・兵士が刀の範囲に入る・・・モコニンはそこまで迫ってきていた。

 

 

 

「ひっ・・・・ひぃぃぃぃぃ!!!!」

モコニンは言った:そういうことなら・・・仕方ないですね・・・覚悟はできているんですね・・・みなさん・・・うふふふふふふふふふふ

 

 

 


さらに、一歩進もうとした、次の瞬間であった。

 

 

 


「「「「「「すみませんでしたーーーーーーーー!!!!」」」」」」

 

 

 


・・・そこにいた兵士達が、一声に謝り、土下座をした・・・

 

 

 


モコニンは言った:・・・・・・

 

 

 


全員の反省する気持ちが伝わったのか、さすがにそこまで鬼ではないのか
モコニンの動きが止まる・・・。だが、もう一声足りないという感じであった・・・。
なぜなら・・・

 

 

 


「おい、エシャロットも早く謝れ!」

「元はと言えばお前にも原因があるだろ!」

Echaloteは言った:・・・あ、あはは~・・・

 

 

 


元々モコニンは見逃してもらえる身であったが、今回は完全にEchaloteが巻き込んでしまったものだと考えられる。
そのEchaloteに謝罪の意思が見られない以上は、怒りが収まらないのも十分に理解できた・・・。

 

 

 


Echaloteは言った:モ、モコニン~・・・

 

 

 

申し訳なさそうに声をかけるEchalote
今回はさすがにやりすぎたと思っているのか、それともただ怖がっているのか・・・
つい目を逸らしてしまう。

 

 

 

モコニンは言った:ちゃんと人の目を見なさいッッッッ!!!!

Echaloteは言った:は、はいですのぉ!!

 

 

 


言っていることはどこにでもいそうな母親の言葉のようだが
凄まじい気迫であげられたその声は、Echaloteの姿勢をピシッとさせるほどの凄まじいものであった・・・。

 

 

 


モコニンは言った:・・・何かいうことは?

 

 

 


もはやモコニンの怒りは限界である。
これ以上はまずいぞEchalote、はやくあやまっテ!!

 

 

 


Echaloteは言った:・・・ごめんちゃい☆

モコニンは言った:それが人に謝る態度ですかああああああああああああああああ!!!!?

 

 

 


「う、うわああ!モコニンが暴れだしたぞー!」

「逃げろー!!」

モコニンは言った:うがあああぁぁぁああああぁぁぁぁ!!!!

 

 

 


バキィッ!!!!

 

 

 


刀を二本、一気に振り下ろす。
その一撃は辛うじて誰にも当たらなかったが、そこにあった大きな机は無惨にも三枚下ろしとなってしまった。

 

 

 


「わーわー!!」

「きゃーきゃー!!」

 

 

 

エルガディン王国が人の悲鳴で響き渡る・・・。
その悲鳴の先には、刀を振り回して走り回る民族マスクのエルモニーが目撃されていた・・・。
あまりの騒ぎに、敵襲か何かと勘違いされるくらいの事件になってしまっていた。
モコニンの怒りが収まるのは、もう少し先の話であった・・・。

 

 

 


・・・

 

 

 

・・・

 

 

 


・・・

 

 

 


数時間後・・・

 

 

 


Echaloteは言った:・・・モ、モコニン~・・・

モコニンは言った:・・・・・・う~

 

 

 


時刻はもう夕日が沈みそうなくらいのところまできていた・・・。
夕日の明かりにうたれて・・・体育座りをして顔を下に向け・・・酷く落ち込んでいるような背中を見せるモコニンの姿がそこにあった。

 

 

 

モコニンは言った:ひ弱じゃないの・・・バレちゃった、エルガディン王国中に・・・うう~・・・

Echaloteは言った:大丈夫ですの!とっくにバレていたですの!

モコニンは言った:フォローになってませんよ!!

 

 

 


モコニンの言うとおり・・・まったくフォローする気のないEchaloteの発言・・・。
さらに落ち込みを見せるようにどんよりとしてしまう・・・。

 

 

 


モコニンは言った:・・・はじめては、好きな人になった人って決めてたのにぃ~~・・・

Echaloteは言った:まぁまぁ、元気出すですの~、そんなこともあるですの~

モコニンは言った:誰のせいだと思っているんですか!!

 

 

 


モコニンはいつか出会うであろう愛しい人のためにずっと純潔を守ってきたようだが・・・
今日この日を持ってついに守ることはできなかった・・・。
こうなってしまったのはEchaloteのせいだと言わざるを得ない。

 

 

 

Echaloteは言った:う~・・・モコニン~・・・

モコニンは言った:・・・ふんっ

Ehaloteは言った:う~う~・・・モコニン~・・・

 

 

 


すっかり機嫌を損ねて、もはやツッコミの一つもいれなくなってしまう。
相手にされないのが寂しいのか、何度もモコニンの名前を呼ぶ。
少しずつ悲しそうな顔になっていくEchalote・・・

 

 

 


Echaloteは言った:・・・うー・・・

モコニンは言った:・・・もうっ・・・うるさいですねぇ

Echaloteは言った:んっ・・・

 

 

 


ついに折れたのか、構ってくるEchaloteをぎゅっと抱きしめる。

 

 

 


Echaloteは言った:・・・あはっ

モコニンは言った:・・・今回だけですからね、許してあげるのは・・・絶対に今回だけですからね?

Echaloteは言った:う、うん・・・

 

 

 


さすがに真面目にしないと殺されかねないと感じてしまったのか。
Echaloteは普通に「うん」と頷いた・・・。

 

 

 


ぐ~・・・

 

 

 

二人のお腹の音がなる・・・。

 

 

 


モコニンは言った:・・・お腹すきましたね。

Echaloteは言った:・・・そういえば今日はお昼ごはん食べ損ねてるですの

モコニンは言った:ご飯にしましょうか、まだ早いですけど夕食も近いですし

 

 

 


この時間になると、銀行近くで食料を売る露店も出始めてくる。
一般的には、行くにはまだ早い時間だが、そこにむかうことにした。

 

 

 


Echaloteは言った:今日はいっぱい儲かったから~あたしが奢ってあげるですの~♪

モコニンは言った:今日のエシャロットさんのどこに稼ぐ宛てがあったんですか・・・まさか盗んで・・・

Echaloteは言った:そんなことしないですの~!モコニンも一緒だったのにその言い草はないですの~!

モコニンは言った:私も一緒・・・って・・・

 

 

 


そう、あれこそがEchaloteの金策なのだ・・・
身体を売って生活している、といえばわかりやすいだろうか。
だからこそ真面目に働かず、給料もロクに入っていないEchaloteがここで生活できているのである。

 

 

 


モコニンは言った:・・・そういう、ことですか・・・

Echaloteは言った:あは~、モコニンまた顔赤くなってるですの~

モコニンは言った:思い出させないでください!

 

 

 


モコニンは、今日の出来事を鮮明に思い出していた・・・。
この体験は一生忘れることはできない・・・そう感じていた・・・。

 

 

 

モコニンは言った:あっ・・・しまった・・・

Echaloteは言った:ん~?

モコニンは言った:バトルボウ作り忘れてた、依頼されてたのに・・・

Echaloteは言った:ありゃ~・・・

 

 

 

モコニンは仕方なかったとはいえ、仕事をこなせなかったことに罪悪感を覚えてしまう。
依頼人になんて言おうか、言い訳をするにも・・・言えない状況になんとも悩ましい気持ちになってしまった。

 

 

 


Echaloteは言った:その依頼主の種族と性別はなんですの~?

モコニンは言った:ん・・・?エルモニーの男ですけど・・・

Echaloteは言った:おおっもにおくん!じゃあ身体で

モコニンは言った:やめなさいっ!

ビシッ!

Echaloteは言った:あたっ!

 

 

 


もはやEchaloteが何を言い出すのかわかってしまった。
モコニンは速攻でEchaloteの頭にチョップを与える。

 

 

 


Echaloteは言った:いたぁいですのぉ~・・・そういうものは身体で払えばいいって教えられたんですの~・・・

モコニンは言った:その払い方はすぐにやめるべきです!

Echaloteは言った:む~・・・

モコニンは言った:まったく・・・見損ないましたよ・・・まさかそんなことしてるなんて

Echaloteは言った:・・・モコニンも人のこと言えないですの~、あたしを見てオナニー

モコニンは言った:あーあー聞こえなーいー!!

 

 

 


Echaloteは見事なカウンターを決め、モコニンは自分の発言を後悔した・・・。
モコニンは耳を塞いで顔を赤くし、必死に聞こえないふりをする・・・。

 

 

 


Echaloteは言った:んふふ~・・・案外まんざらでもないくせにぃ~

モコニンは言った:ううぅ~~~・・・!!

 

 

 


モコニンは獣のようなうなり声をあげて悔しがっている。

 

 

 


Echaloteは言った:それで~、真面目な話、そのもにおくん食べちゃわない?

モコニンは言った:それのどこに真面目な話の要素が含まれていますか!?

Echaloteは言った:んふふ~・・・もにお君のならきっとそこまで痛くないですの、慣れるチャンスですの~

モコニンは言った:話を聞いて・・・

Echaloteは言った:・・・もっと、気持ち良くなりたくないですの?

 

 

 


ふにっ・・・

Echaloteは急に雰囲気をかえて、モコニンの胸を触ってくる。

 

 

 


モコニンは言った:うっ・・・

Echaloteは言った:・・・あは~♪

モコニンは言った:や、やめてください・・・なんか、その雰囲気は苦手です・・・

Echaloteは言った:冗談ですの、まぁ、ご飯でも食べながら考えるですの~

 

 

 


―――――――――――――――――――――――――――
時々、エシャロットさんは大人のような眼差しをする・・・。
エッチな知識があるから?・・・とは、たぶん違う・・・。なぜだろう・・・。
「・・・もっと、気持ち良くなりたくないですの?」
なんとなくだけど、さっきのこの台詞を言う時、少し、寂しげな瞳に見えた。
―――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

モコニンは言った:エシャロットさん

Echaloteは言った:なんですの~?

 

 

 


モコニンはEchaloteの名前を呼ぶ。
そこには、いつもの笑顔で、子供っぽい返事をするEchaloteの姿があった。

 

 

 


モコニンは言った:・・・いえ、なんでもないです。

Echaloteは言った:む~・・・?

 

 

 


今日も、夕日が沈んでいく。
どんな一日になろうとも、明日はくるのであった。

 

 

 

Echaloteは言った:ところで、さっきの話~、本気でもいいですの!

モコニンは言った:・・・もうその話やめにしません?

 

 

 


―――――――――――――――――――――――――――
この日を境に・・・
エシャロットさんに「だめ」にされていくのも良いかもしれない・・・。
そんなことを考えるようになってしまいました。
べ、別にいいですよね・・・考えるだけなら・・・
考える・・・だけなら・・・
―――――――――――――――――――――――――――

 

Fin......